新入生のコミュニケーション能力と私の心の声
()内は、私の心の声
以前勤めていた大学の新入生の学科別オリエンテーションの際、こんなことがあった。
開始1時間前に、1人目、女子学生が到着。教室の右側、真ん中付近に座った。3分後、2人目、男子学生が到着。教室の右側を見て、左側、真ん中付近に座った。さらに2分後、3人目、女子学生が到着。教室の左右を見て、右側に向かった。(男女で分かれる必要はないのだが、なぜか男女で分かれるのはよくある光景)
3人目の女子学生が、1人目の女子学生に話しかけた。
(おっ、声かけるの?、いいねえ)
3人目「さっき、〇〇駅で見かけたよー、電車通学?」
1人目「そう、一緒だった?」
3人目「うん、え、どこから乗った」
1人目「〇〇駅から、〇〇高校だから」
3人目「えっ、私は××高校」
1人目「そうなんだ、××高校は、私の弟の友達が行ってる。偶然だねー。」
3人目「そうだねー、すごい偶然、よかったー…」
と言って、隣りに座って、楽しそうなおしゃべりが始めった。
(「弟の友達」?、「すごい偶然」だと?、いやいや、ほぼ他人じゃん)
そう思っていたら、2人目に到着した男子学生と目が合って、2人で笑った。
(たぶん、同じことを考えていたのだろう、自分にはできないができなくていいや。これもコミュニケーション能力の1つなのかー。)
そのおかげか、その男子学生とは気が合い、何度か話すようになった。