アカデミアに戻る話

今年から、アカデミアに戻る。
(あんなに戻らないって言ったのに、あっという間ね笑)

(ポジティブな)理由は
・社会に出て色んな人と出会って考え方が変わった(マイルドになった)
・研究を頑張っている若手に出会えて、自分も頑張ろうとまた思えた
から。

上記の感覚を抱いた頃、私には(職はあるが)仕事がなかった。
仕事がないなら、ここに居る意味はなくないか?と思って、退職する決意をした。

研究をしていた頃は、多忙で心がじわじわと死んでいったけど、
"職はあるのに仕事がない"状態(いわゆる窓際社員)になって、一気に心が死んだ、たくさん泣いた。
"多忙"と"超暇"を味わったけど、私にとっては後者の方が地獄だった。
(だって、仕事って基本週5日間も関わるんだよ?5日間、体は不自由で自由なんだよ?)

「(職はあるが)仕事がない」と人に言うと、「(自分は忙しいから)羨ましい」と言われることがあった。
私はこのやりとりの残酷さを知った。

こんな感じで、今まで自分が抱いてこなかった新しい"感情"を抱くようになって、
考え方が変わったのだと思う。

「アカデミアはクソだ」と思って飛び出したが、「社会もクソなんだ」と知った。
だから、好きな方のクソで生きればいいんだと思う。

ただ、新たな人との出会いを介して、私は新しく 許し を覚えたので、
アカデミアで以前とは違う身の振りができるかな、と思う。

その身の振りをして、アカデミアでちゃんと生きていけるかはわからないけど、
自分を許すことができるようになったので、以前よりずっと気楽に生きられそうではある。





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