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ドーパミン日記_VRで地震を体験!防災を考える
本文:2025/01/17(金) 幸せ指数:7dpm
今日、散歩がてら区役所のそばを通ったら、地震体験車が停まっていて、体験者が乗っているのが見えた。
よくあるキッチンのようなセットのタイプではなくて、遊園地のアトラクションみたいに横並びに座って、VRのゴーグルを装着して体験するタイプらしい。
どうしようかな、やってみようかな?
ちょっと迷って、一旦、通り過ぎる。
通り過ぎながら、こんな体験めったにする事ないしな、VRも初めてだし興味本位でどんなもんかちょっとで試しにやってみようかな♪と、戻って係の人にいいですか?と声をかけると、どーぞ、どーぞ!と気前よく受け付けてくれた。
待っている間、このような方は体験できません、という文章を読まされ、オールクリアだったので、いざ、地震体験車へ。
先ほど説明された通り、帽子を脱ぎメガネの上からVRのゴーグルを装着して、椅子に座る。
係の人に「具合が悪くなったらゴーグルを外して下さい」と言われ、ちょっと緊張が走る!
(具合が悪くなるほど揺れるのか?VRで気持ちが悪くなるのか?)
「じゃあ、始めますよ」の合図でゴーグルの中の目の前に中にキッチンが現れる。そしていきなりグァタ!グァタ!と揺れが来る!(ガタガタなんてそんな甘いもんじゃない、グァタ!グァタ!だ)。
自分の体も制御出来ないくらい前後左右に揺さぶられる!
まさにあの地震の揺れだ。
こ、これはかなり激しい!
両腕で必死に椅子のアームに掴まる。目の前は揺れで色々なものが落ちては壊れる。それがまた音もリアルで、顔をそむけてしまうくらいだ。その状況の真っ只中にいる女性の声もする。イコール私自身だ。
揺れはいったん、おさまるが、女性(の視界)がキッチンから部屋の中へ移動すると、さらに強い揺れが起きる!
揺れに抵抗しながら、自分でも思わず、えーっ!怖いー!とか口走ってしまう。と、目の前が突然真っ暗になる!停電だ!どーすんの!どーすればいいの!
すると、外の方から救急隊員の声がし、何やらバキバキと物を壊す音がして「もう大丈夫ですよ!」と声をかけられた。目の前にぼんやりと灯りがさし、彼女🟰私は救出されたのであった。
「はい、お疲れ様でした」係の人の声でゴーグルを外す。ゴーグルは汗ばんでいた。
ちょっとふらつきながら、車輌の階段をおりる。受付の係のおじさんに、怖かった〜!こんなに揺れるもんなんですね!と感想を述べると、「阪神・淡路を経験した人が乗ったら、本当にこんな感じだったと言ってましたよ。ぜひ部屋の耐震も見直してみてくださいね」と言われた。
あんなすごい揺れだったら、私の部屋はもう悲惨なことになること決定。私はイチコロ決定だ。
本気で耐震、防災を考えなきゃいけないと思った。
今日で1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年。
当時、その大きな震災の状況をテレビで見ていたのだが、被災された方々には大変申し訳ないと思うが、なぜだか現実の事として実感できなかった。テレビ越しだったせいなのか、自分の住んでいるところから遠い場所だったせいなのか、分からない。飴のようにぐんにゃりと横に倒れている高速道路を、ただ、呆然と見ていた気がする。
やはり、地震の恐さは体験した人でなければ本当のところは分からないのかもしれない。
怖い思いをして初めて本気で防災を考えることができるのかもしれない。今日私が体験したように。
許可を得て地震体験車を撮影したので、見て!
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