同調圧力と意見表明
こんにちは。
子どもの権利条約ハンドブック逆引き読書会、今回は意見表明権についてでした。
子どもの意見は聞くけど聞きっぱなしだったり、そもそも良い子の意見しか聞いてもらえなかったり、小さい子だと親の意見とほぼイコールで扱われ、そもそも意見があると思われてなかったり。大人たち自身が子どもだった頃に聞いてもらった経験が少ないし、子育ての中でも余裕がなくて大人のペースで子どものことを決めてしまったりする。(子育てがひと段落してからそのことに気づいて後悔したり)
そんな中でも頼もしく自分の意見を表明する子もいるけど、(テスト反対を訴えようと考えている子がいるんだって!頼もしい!)むしろ同調圧力の中で言えない、言わない、考えないで暮らしている子の方が多いのだろう。言おうとすると、みんなと違う考えを持つと、潰される(かもしれない)と思ったら、大人でも怖い。「みんな仲良く」はよく言われるけど、「1人だっていいんだよ」とはあんまり言ってもらえない。教育の問題でもあり、社会の問題でもあり。
今の子どもたちは圧倒的に生活経験が少ないし、大人と出会う機会も少ないから、聞いてくれる、助けてけれる大人に出会えていない子が多いのかもしれない。そうしたら「どうせ聞いてもらえないからいいや」になってしまっても仕方ない。良い子のちゃんとした意見だけじゃなくて、日常の中での「ねえねえ」「どうして?」を聞いて、できることなら形にしてあげられたら、達成感を得られるよね。自信につながるよね。
あちこち話が飛びながら、そんな話をした回でした。意見表明件にからめて、次回は同調圧力とか、子供の意見を形にするってどんなこと?とかまたあちこち話を飛ばしながら時々ハンドブックをめくってみて進めていこうと思います。
次回は3月17日(日)10:30〜12:00
場所はいつものぼっとう&よはくです。
男性と子ども当事者の参加、お待ちしてます!
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