公園の禁止事項と私にできること
こんにちは。
先日の読書会のお話、書き足りないのでもう少し。
子どもの権利条約31条では、遊ぶ権利と休息する権利について書かれています。(ユニセフ抄訳はこちら)ところが、なんです。地域の公園は虫を取ってはいけない、草花を摘んではいけない、木登りもダメ。水遊びも穴掘りもボール遊びも禁止なのだそうで、これだけ聞いても「一体何して遊べというのか、、、?」という気持ちになります。そしてすでに子どもたちは自衛してるらしいのです。トラブルにならないようにお家でゲームしたり、公園のルールを確認してから出かけると聞いて「それって大人が子どもらしさを奪ってないだろうか?」と悲しくなりました。
以前、子どもと遊ぶ活動をしていた私は、もっといろいろ知りたくなってTOKYOPLAYにつながったことがあります。(今ホームページを探してもすぐに見つからないのですが)その頃公園の禁止看板の写真を集めるキャンペーンをしていて、「ボール遊び禁止」「スパイク禁止」「割り込み禁止」「大声禁止」などなど、禁止事項の多さに驚いたのですが、そこから少しも状況は変わっていないか、もしかしたらもっと禁止事項が増えているのかもしれませんね。
禁止されない場所に行けばいいじゃん、
というご意見もあるとは思うのですが、
そういった場所は都心から離れたレジャー施設だったりして、すべての子供がその日の気分で行けるような所ではありません。金持ちかかったりします。
春になったらタンポポ摘んで
夏になったらセミ採って
秋はどんぐりたくさん拾って
冬には枯れ葉をカサカサ踏んで
子どもたちが小さかった頃、
街なかの自然にたくさん遊んでもらいました。
あるんですよ。近くに。
でもそれらと遊べなくするって、私たち大人はいったい子どもをどう育てたいっていうのだろうかと思います。お金で自然体験や遊びを買う社会は豊かだといえるんだろうか?塾やお稽古ごとに行かせれば良い子が育つんだろうか?
自分に何ができるのか?
40代前半は子どもが遊べ環境を作りたくて
あれこれ勉強したり活動したりもしたけと、
仕事を持ちながら続けることには限界があった。
(それも転職したい理由のひとつ)平日昼間の役所や活動メンバーとの打ち合わせとか、恒常的にいろんな人との対話が必要なところとか。現役で続けている方には頭が下がります。
今、子どもの権利条約の読書会を始めたけど、「いかがなものか」で終わったら意味がないな、とも思っています。とりあえずは細々ととでも会を続けること、そして子どもたちのためにできることを1つでも2つでもやっていこうと思います。とりあえず久々に遊び場関連に顔出してみようかな。
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