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25年目のカードキャプター
『カードキャプターさくら』の25周年記念で、劇場版がリバイバル上映されていたので観に行った。久々に聞くキャラクターの声でリアルタイムで観ていたときの気持ちが懐かしさと共にグッと押し寄せてくる、90年代のアニメって全ての作品に林原めぐみと緒方恵美が出てる気がしてしまうね。昔はさくらのクドい味付けのリアクションに10回に1回くらいはうんざりしていた気がするけど、いま見ると素直にかわいい〜と思えるから不思議。あのひたむきな感じが今の自分の琴線に触れてしまい、劇中何度か「どうか大人になっても変わらないでいて」と願った。最後まで観て、ああCCさくらってこんな作品だったよな、と思い出す。誰かを救うとか、助けるとか、それよりも前に「好きな人には好きって伝えたい」という初期衝動があって、それを追い求めている過程で全てを解決している、みたいな、そういうところがある気がする。昔どこかでジブリの作品について宮崎駿が「少年は好きな女の子を救うついでに、世界を救っている」みたいなことを言っていたことを思い出した(もしかしたら全然違う人の言葉かもしれない)これを聞いたときは正直うるせ〜、と思ってしまったんだけど、なぜかCCさくらだと、もうちょっとスッと自分に入ってくるのが不思議。なにか女の子に対する幻想が俺の中にもあるのかもしれない。
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