呪いのスラムダンク
漫画「スラムダンク」には何かしらの不思議な力が宿っているに違いない。
僕の本棚にはスラムダンクが全巻並んでいる。
何度読んだかわからない。
ある日の休日にボケーっと横になって本棚を眺めていた。
本棚の一角にあるスラムダンクになんとなく目が止まり、適当な巻数を手に取る。
パラパラとページをめくる。
気付けば一巻丸々読み切ってそこで意識が戻ってハッとする。
こんなことが今まで何度もあった。
スラムダンクを手に取ると一ページ目から没入して手離せなくなってしまう。呪いがかけられた古いマスクをうっかり着けてしまったみたいに。
どの部分から読んでもそうなってしまうのがすごい。井上雄彦先生によってこめられた熱がそうさせるのだろうか。
おかげで昨日も、予定していた作業そっちのけでいつのまにか翔陽戦に夢中になっていた。
締め切りのある作業をするときは遠ざけておく必要があるかもしれない。
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