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せいかつ
思い返せば、喉が痛すぎたところからたぶんもう異変が起きていたのだとおもう。
人生で初めてコロナになった。
先週の木曜日の会社の帰り、喉の痛さと体のだるさで病院に行った。そこで念の為、コロナの検査をしようということになった。
コロナの検査をするのは3かいめで、もうそれは慣れたもの。検査も痛いけれど一瞬だし、今回もコロナじゃないだろうなんておもってた。
そんなことを思っていたら、いつもなら検査が終わって10分は待つのに、今回はたったの1分程で診察室に呼ばれた。陽性だと伝えられた。
まさか自分がコロナになるなんて思ってなかったから、完全になめてたなあとなった。
とは言うもののたしかに流行ってはいたし、かかってしまった以上仕方ない。急いで課長に電話して状況報告、教育係やよく仕事をもらっている先輩にも電話して業務の引き継ぎ。
色々申し訳なさでいっぱいだったけど、諦めるしかない。
その日の夜からずっと高熱、喉が痛くて飲み物すら飲むのがしんどく、咳も止まらなくて寝れない。そんな日を4日間過ごした。
強い薬をどれだけ飲んでもすぐに切れてしまう。体温計で熱を測るというのが苦手で測ってはいないけれど、たぶん38℃はずっとあったんじゃないかな。人生で1番しんどかったと思う。
今はウイルスが変異したり、効果的な薬が分かってきたり少しマシになっていると思うけれど、流行り始めた頃にかかった人のしんどさは計り知れない。休校になったり、経済が止まったり色々あったけれど、軽症でさえこれだけしんどいのだからなんか納得してしまった。
そんなしんどさだったから、何も出来ずぼーっとテレビを見るだけ。ただただ時間が過ぎるのを待っているようで、普段の時間に追われる生活とは大違い。喉が痛いせいで、話すことが大好きなのに何も話せない。喉がご飯も食べられないから楽しみもない。
そんな無の状態だったから、無であることに対しての焦りすらもなく、ただただぼーっとする日々だった。一生治らないのかとすらおもった。
しかも、なぜかスマホの調子が異常に悪く、普通につかっているだけで5分に1回勝手に再起動が始まる(笑)私の体調とリンクしているのかと思うくらいの不調(笑)
結局、スマホに問題があったらしく、新しいものを手配してAppleから送ってもらった。
そんなこんなで、新しいスマホが届く頃には、在宅勤務ができるようになった。まだ体が生活に適応していない感じはあったけれど、仕事はできる。
久しぶりに会社の人や取引先の人、グループ会社の人と電話をして、この会社の1人だったことを思い出す。ちょっとだけいつもの日常に戻ってきつつある感覚。
どれだけしんどくても、楽しくてもせいかつは続くし、一つひとつが連なって私のせいかつが出来上がっているんだろうなぁと感じた。
明日は久しぶりの出社。
完治とは程遠いけれど、少しずつ体が慣れていってくれたら嬉しいな。
仕事は、できることから少しずつ頑張って行けたらいいな。休みの日は、早く元気になって色んな人と会いたいな。
p.s.
喉の痛みを感じたら、早めに病院に行くことをおすすめします。