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過去のノスタルジーと未来へのメッセージ。

ことばの採集では、今週採集した「ことば」の傾向と特に記憶に残っている「ことば」を毎週採集していく。ここでいう「ことば」は「ことばによる表現」と定義する。

なぜ「採集」にしたかというとそれぞれの漢字の意味に意味を感じたからだ。「採」には「えらびとる」、「集」には「集める」という意味がある。(goo辞書より)この「集める」は「詩歌・文章・絵・写真などを集めた書物」のことを指し、自分に響いた「ことば」を集めていくあたり、ぴったりな言葉であると思ったのだ。

まずはやってみる精神で書き始めているため、途中で形式が変わることもあるかもしれないが、実験のような気持ちで読んでもらえたらと思う。


今週メモした「ことば」は全部で12個。
今週はあんまり採集できていないと思っていたが、振り返ると先週を超える結果に。採集した「ことば」の特徴として採集先の媒体が増えた点と、全体的に「未来」「過去」が含まれていることばが多い傾向だった。
一方、難航した点は分類方法。今回は大雑把に分けてみたが、分類方法については再定義して分析していきたい。

・文章、制作に関すること:2
・考え方のこと:5
・記録したいと思った:1
・気づき:2
・歌の歌詞から:2

今週特に印象に残った「ことば」は、発酵デザイナー小倉ヒラクさんのブログに書いてあった「ことば」だ。この方のブログは知識の深みを感じながらも読みやすくて定期的にチェックしている。出版されている本も面白くて、個人的にも日本の発酵文化を知るきっかけになった。

今年日本に住む僕たちが感じていたのは「前を向く元気が出ないままズブズブと沈んでいく倦怠感」だったのではないか。その倦怠感を振り払うために、ノスタルジーに光を見出そうとする。

軽やかに歴史を継いでいくのだ。2022年の振り返り。(小倉ヒラクさんブログにて)

この文章を見つけたときに思ったことは「ああ、確かにそうだわ」という妙な納得感と「なんて分かりやすい表現なんだろう」の感動だった。今、国内全体を取り巻く倦怠感は今もなお誰もが感じている感情だろう。

特に音楽に関しては、昨年個人的にK-POPをよく聞いていたこともあり、最近のJ-POPは全然知らなかったし、親世代や同世代と話しても昔の曲のことの方が出てくる年になってきたせいか、昔のJ-POPのほうが思い出しやすく記憶に残りやすいことも相まったかもしれない。

そんな中で、昨年末紅白で印象に残ったアーティストたちが何組かいるのだが、特に印象が今も色濃く残るのは、サザンの桑田さんはじめ同級生バンドで歌った「時代遅れのRock'n'Roll Band」だ。「時代遅れ」と言いながらも全く「時代遅れではない」、桑田さんたちのメッセージ性がかっこいいと思った。

彼らの存在は「過去のノスタルジー」と「未来のメッセージ」が合わさっていて、幅広い世代にとって未来の希望になったのではないかと思う。

その他記憶に残ったアーティストもいて、今年はJ-POPを久々に聞いてみようかと思っている。これはいつかまた別の機会にnoteにするかもしれない。

第2回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

おしまい


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