大丈夫の答えって、なんだろう。
肩を縮こまらせながら歩き始める時期に
入ってきた。
そんな日はあったかいミルクティーが
よく沁みる。
「大丈夫?」に対しての答えって何がいいんだろう。
日常生活でよく使われるシーンが多いこの言葉。
この言葉を聞かれるとついつい「大丈夫です!」
と答えてしまうことが多いのだけど、なぜだろう?
周りの様子を見てもその回答パターンが多いように
思うのだ。
そんなふうに思いながらもついつい私も
誰かに「大丈夫?」と聞いてしまうことがある。
そうすると大体が「大丈夫です!」と言われる。
「大丈夫」と「大丈夫でない」の境目は。
**大丈夫:
1 あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。「地震にも大丈夫なようにできている」「食べても大丈夫ですか」「病人はもう大丈夫だ」
2 まちがいがなくて確かなさま。「時間は大丈夫ですか」「大丈夫だ、今度はうまくいくよ」**
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大丈夫の語源:
「大丈夫」と言う言葉はもともと中国から来た言葉です。
時代は古代中国周の時代(紀元前1050年頃~紀元前260年頃)にさかのぼります。
周時代の長狭の単位で「一丈」とは約180cm(約220cmという説もあります)をあらわしていました。
この「丈」の長さが周時代の男性の平均身長に近いことから、男性のことを「丈夫」と言っていました。
「丈夫」の「夫」は現在で言う夫婦の夫のことではなく男性のことを意味します。
そして、男性の中でも強くて立派な男性のことを「大丈夫」と読んでいました。
この「大丈夫」という言葉が日本に伝わり立派な成人男性のことを「大丈夫」と言っていました。
そこから立派な男性がいてくれれば安心だということから「大丈夫」という言葉の意味は変化していきました。
そして、今では「大丈夫」の意味はこのようになりました。**
意味や語源を調べてみると
「危なげなく安心できるさま」
「まちがいなく確かなさま」
と安定したことに対しての言葉だと分かる。
確かに確認するときに使う時もあるし、
安心の意味で使うこともある。
ただよく使われる「大丈夫?」は
心配の意味で使われることが多いような気がする。
ひねくれているかもしれないのだが、
「大丈夫?」と声かけられると
「大丈夫」しか言えないわたしは
あんまりこの言葉が好きではないのだ。
先ほどの意味で使うなら
違う声のかけ方を出来るようになりたいし、
ただ一言「大丈夫?」ではなく、もう一言つけて
伝えられるようにしたいと思う。
そんなことをふと考えた
かえりみちでした。