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【開発秘話】2013年に誕生した伝説のゲーミング座椅子。タンスのゲン
今回は、10年以上前の2013年にタンスのゲン株式会社が開発した、ゲーミング座椅子「Buddy the game chair」の開発秘話について記載します。
タンスのゲン株式会社は家具×ECの会社です。
タンスのゲン株式会社は、福岡県大川市に本社を置く家具・寝具・家電・インテリア用品等の製造販売を手掛ける企業。実店舗での販売を行わず、通販サイト「タンスのゲン本店」やネット通販モールに複数出店し販売をおこなっています。もともとタンス工場として1964年に創業しましたが、2002年にインターネット通販事業に参入して以降、数々の賞を受賞するなど、家具×ECのパイオニア的企業となっています。
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タンスのゲンはD2Cの企業、オリジナル製品をファブレスで開発
暮らしのデザインに重点を置いたビジネスによって、潜在ニーズを適切に汲み取ったプロダクトデザインを可能にしています。自社に留まらない膨大な製造ネットワークによって、他社では実現できない仕様やスピードでオリジナル商品を提供しています。ファブレス形態のため協力工場での生産となりますが、2024年現在で、継続して取引を行っている工場は国内外合わせて200社ほどとなります。
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タンスのゲンのヒット製品「Buddy the game chair」
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今回はこの製品の開発秘話をお伝えします。
▽現在の販売ページはこちらです。
ゲーミング座椅子「Buddy the game chair」は2013年に初期モデルが開発されました。
今でこそ、ゲーミング座椅子という言葉は一般的といえそうですが、当時はゲーミング座椅子という概念もなかった時代でした。例えばgoogleトレンドなどで調べてみても2016年頃まではゲーミング座椅子という検索ボリュームすらありません。そんな中、ゲーミング座椅子「Buddy the game chair」は開発されたのでした。開発経緯を社内で調べてみましたが、この形状は「ゲームの姿勢をもっと楽にしたい」という市場ニーズに合わせて工場のデザイナーと弊社のプロダクトデザイナーが打ち合わせ、調整の上完成したものでした。
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2013年の発売当時は、正直、あまり売れていませんでした。時代が追い付いていなかったのです。
2017年には、SNSで人気となり、ニュースサイトに複数取り上げられました。
2017年、当時のSNSで話題となり、突然販売数が急増しました。当時は、バズるという言葉も一般的ではない時代でしたが、まさに「バズって」大量に販売しました。突然の受注に、工場もびっくり。いきなり3か月待ちになるような人気ぶりでした。
2017年の大量出荷後に起こった問題に対して、マイナーチェンジを繰り返しました。
いきなり大量に出荷することになった「Buddy the game chair」。肘おき(耳)の部分が特徴的ですが、出荷途中に耳の部分が衝撃を受けると生地が破れてしまうといった問題がわかりました(使用中に起こる問題ではありませんでしたが配送中の衝撃は強いもので、大量に出荷して初めてわかる問題でした)。そこで、耳の部分の内部構造を何度も微調整、配送に強い耳を実現しています。
2021年に公式SNSでの投票によりカラーを変更
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ロングセラーで継続して販売していましたが段々と展開している色が時代に合わないと感じるようになってきました。そこで2021年12月、色の変更について公式SNSで投票を実施。その投票結果をもとに本当にカラーをリニューアルしました。
▽当時、掲載されたニュース記事はこちら
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ヘッドと背もたれは14段階の角度調節が可能
ヘッドと背もたれはそれぞれ14段階の角度調整が可能。背もたれを前にしてヘッドを肘置きにする座り方や、斜めに寄り掛かる状態での座り方など、さまざまな姿勢に対応しています。
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まとめ
今回は、タンスのゲン株式会社が2013年に開発した伝説のゲーミング座椅子「Buddy the game chair」をご紹介しました。発売当初はあまりにも時代を先取りしすぎたからか販売は不振でしたが2017年にバズって以降、カラーをリニューアルしながら販売を継続しています。2024年現在もまだ販売を継続していますので、是非気になった方はタンスのゲンの販売ページをご確認くださいませ。
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