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お客さんが一杯

(写真はカナダのバンクーバーのトーテムポール公園で)

3月の終わり頃、日本で長女のクラスメートだった子とその子のお母さんと弟がシアトルにきてくれました。3人も泊める事は出来ないのでホテルに泊まってもらい、あちこち案内したりボーリングをしたりして一緒に楽しみました。
 
次はカナダのいとこ達です。アメリカに来る前にカナダに行くことを検討していたと書きました。そのいとこは私より6つ年上で中学3年間私の家に下宿していたので20人以上いるいとこの中で一番親しいいとこの一人でした。(母は9人きょうだいだったのでいとこは多かったのですが、日本中に散らばっていたので会ったこともない人も多い)

彼女は小学低学年の娘と日本から来た父親と一緒に来ました。70過ぎた父親はとても好奇心が強い人だったので、あちこちに行くことが好きでした。彼女達ともとても楽しい時を過ごしました。
 
そんなある日、車の窓ガラスが割られてラジオ付きカセットデッキが盗まれてしまいました。中古の車のそれも新しくもないデッキをなぜ盗むのと思いますが、自分の車に合うのを盗むんだそうです。きっと泥棒の車も古かったのですね。
 
ガラスを取り替えてもらおうと保険会社に連絡すると、普通のガラスなら全て自腹で払わなければならないと言われました。保険が出るのは保険金でカバーできるレベル以上のガラスを入れたとき上乗せ分の金額だけだそうです。何のための保険なんでしょう。しばらくは窓にビニールを貼って運転していました。アメリカではそんな車をよく見ますが、日本ではほとんど見ません。それは日本の保険会社は逆に保険がカバーする以上のものをつける時にその分を自腹で払えというシステムだからだと思います。
 
数年前アメリカで冷蔵庫の扉にぶつかって壊した時もイタリアの娘の保険会社もアメリカと同じだったので日本で入ってきた私の海外旅行保険で新しい冷蔵庫に変えて全額払ってもらいました。
 
アメリカやヨーロッパで公共の場に駐車して車を離れる時も日本とは違う注意が必要です。車中に荷物を残しておくと盗まれるのでトランクに入れて車を離れます。最近はドアをロックしていると窓を割られて中のものを盗まれるのでロックしないほうがいいとも聞きました(驚)
 
2度目の夏休みになりました。去年は娘達はまだ学校も始まってなくて日本の教科書を勉強する退屈な休みでしたが、今年は妹が私が日本で教えていた生徒を男女二人連れてきてくれました。彼らには現地のキャンプに入ってもらったり、私の友人達と公園でバーベキューをしたり、一緒にカナダのバンクーバーまで行っていとこ達とも楽しい時を過ごしました。
 
今でこそ日本の公園もバーベキューの設備があったりしますが、約40年前にその辺の公園にさりげなくバーベキューの炉が設置してありました。炭と食料を持って行けば何の問題もなくバーベキューができます。
 
フランス語を教えている妹はアメリカに滞在中にカナダの東にあるフランス語が公用語のケベック州に行きました。フランス本土とは雰囲気が違ったようで、言葉に訛りもあったとか。フランスが正統と思っているんでしょう。メキシコのスペイン語をスペイン本土の人は訛りがあるというと聞いたことがあります。カナダの英語をアメリカ人はざあます言葉だと言います。カナダはイギリス色の強い国だから?私にはわかりません。オーストラリアの英語の発音についてはよく話題になります。あれはロンドンの知識階級の政治犯がオーストラリアに送られたからだそうです。
 
私は語学に関しては発音はそれほど気にしなくていいと思います。聞き違いがあれば聞き直せばいい。そこから会話が進み、深くなると思います。それより話す内容です。肌の色と一緒で、人はわかりやすいことで優劣をつけたがるものだと思うとため息が出ます。
 
そしていよいよ冬休みに夫、つまり娘達の父親が来ることになりました。娘達も大喜び。夫はアメリカで車の運転ができることを楽しみ短い間でしたが家族で過ごしました。

でも毎日手紙のやり取りをしていたとはいえ、何とはハッキリ言えないのですが1年半のブランクを感じることはありました。特に娘達は育ち盛りでしたから。夫はどう感じていたでしょう?亡くなってしまった今では知る由もありませんが。
 
最近はネットでほぼ瞬時に連絡が取れるのでそういうことは少ないのでしょうか。やはり対面じゃないとわからない空気感のようなものもあるんじゃないかと思います。

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