真端 

エンジニア 元風俗嬢

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最近の記事

会社員として働いた日々②

なんとか会社員としての体を為して暮らす中で、 風俗と違うと一番感じた事は男性からの対応でした。 自分を女性としてではなく、人として見ている(事にしている)んだなと感じて戸惑った事を覚えています。 女性として見ちゃいけないですよね。そりゃそうか。 職場の環境と指揮者の特質として男でも女でも本当に関係なかったので、より極端ではありましたが新鮮でした。 女性扱いされない事は、中々大変でした。 実験室付近は女性トイレが無いのでまず大声で断って入るしかないし、 試験のために車内に男

    • 会社員として働いた日々①

      風俗をやめて数年。 大手メーカー派遣に応募して、強烈な指揮命令者との出会いを経て技術屋仕事をはじめました。 ダメ元で技術職に応募したのは、派遣先が音関連という事で多少知識があったのと、時給が良いから。 併せて技術的な知識があれば食っていけるかなと思ったから。 今思えば浅慮のかたまりですね。ハハッ。 派遣会社から派遣先の名前と部署を聞いた時には(ハイ無理、お互い面接時間無駄にしましたごめんなさい)と思いました。 しかし実際の面談で会った指揮命令者は目の前で基板の図面を広

      • バックグラウンドノイズ/BGN

        どんなに丁寧に回路の電源を落としても、無響室にぶち込んで放置しても 確かに消えない音があります。 残響と呼ぶか暗騒音と呼ぶか、場合によって名前は変わります。 バックグラウンドノイズという定義もあります。 具体的には、例えば音源の再生が終わって何も繋げていないスピーカーを測定すると、何か音があるのです。 測定機器が持っているノイズを全部計算して差し引いても、確かに何かある。 モノを作る上で困った現象ではあるのですが 私はこいつと向き合う時間が無性に好きです。 測定出来ない

        • 風俗で働いた日々

          ■なんで風俗? 風俗で働くと決めたのは、稼げるのは勿論として 昼間でも働ける事。 お酒を飲まなくていい事。 何も買わなくていい事。 この3つが理由でした。 私はお酒は嫌いではありませんが、すぐ酔うのでほとんど飲みません。 何より当時は本を読む脳のリソースが欲しかったので、酔っ払いたくありませんでした。 あと、風俗は昼でも夜でも好きな時間に働けます。 不可抗力として毎月数日は休む必要がありますが、 時間と体力があれば朝イチからラスト(10時〜1時)までなど、 意外と予定

          自己紹介

          こんにちは。 自己紹介をします。 198X年生まれ 親は、物理的に関わった事はほぼありません。 祖母と親族の元で育ちました。 自力で大学の学費を稼いで、さらに家賃も払うべく18〜25才まで風俗嬢兼フリーター暮らし。 大学は色々下手くそで中退。 ただ、25才までは勝手に生きようと決めて、生活は適当でも欲しい本は糸目をつけずに買って読み漁る暮らしをしていました。 ちょうど25才の時、婦人科の病気で手術跡が出来たのを機に風俗もほぼ卒業。(脱がなくていいエステはやってま

          自己紹介

          音とノイズの狭間

          感覚では違うと言い切れるのにね。 どちらも振動で、同じ物理現象である 現象を受け取る先の器官が違うから音とノイズは「違う」のか 現象を発信している器官が違うから音と「違う」のか では素晴らしい歌を歌う喉から発される濁音は音なのか ぶっ壊れたピアノが紡ぐ現象はノイズなのか そんな事を考えながら暮らしています。

          音とノイズの狭間