花火を初めて鑑賞したお話
10代の頃は人並みに地元の花火大会へ足を運んでいた。日が落ちてからも誰にも咎められるに遊べる機会が花火大会位しかなかったから。花火になんて目もくれずに、出来立ての恋人とマックのポテトとコーラを携えて蒸し暑い人込みに紛れておしゃべりにかまけていた。
成人した頃には、気心知れた仲間と夜を共にすることなど特別な事ではなくなっていた。すると、あれだけ足を運んでいた花火大会も敬遠するようになった。花火の騒がしい音と見せつける存在感が嫌いだと思った。あれを見ると当時は気にならなかったは