ヨーグルトから「くすぐり」の研究まで、とことん知りたい! 日常的に探究を楽しむひなちゃん(小1)とそのご家族
子どもたちは、それぞれが唯一無二の輝きを持っています。
そして、子どもたちの成長を見守る親御さんも十人十色。
今回は、探究学舎で学んだことを自分なりにまとめ、ホームルーム(※注1、以下HR)で公表している〈ひなちゃん(小1)〉と、ひなちゃんと一緒に探究を楽しんでいるという〈ひなパパ〉にお話をうかがいました!
(※注1:HRとは、探究学舎のオンライン授業後に開かれる、ZOOM内のクラスです。1クラスあたり、20〜30名ほどの生徒が参加し、最大2名のHRメンターと呼ばれるスタッフを中心に行われる、授業後のコミュニケーションの場です。)
【通塾生も大絶賛!新聞や探偵をモチーフにしたオリジナル授業レポート】
まずはこちらのレポートをぜひご覧ください!
▼下をクリック!アート編第1章「ナゾトキ・レポート」
探究学舎のアート編第1章の、オリジナルレポートを作成してくれました。
この資料は、探究学舎の通塾生にとっても授業の復習になり、とても役に立っているという声も上がっています。
ひなちゃんがこのようなレポートを作ったきっかけはなんだったのでしょうか?
■どうしてこの「ナゾトキ・レポート」を作ろうと思ったの?
イノベーション編(2020年11,12月に開催された探究学舎の授業)では、すごいなぁと思う偉人たちがたくさん登場しました。そこで、「探究・イノベーション新聞」というのを作ったら、授業の振り返りにもなると思って、お父さんと一緒に作りました。イノベーション新聞を作るのがとても楽しかったので、アート編でもそのような何かを作りたいと思いました。
アート編は、「アートの謎を解き明かす」というテーマだったので、なんとなく探偵のイメージがわき、「ナゾトキ・レポート」という名前にしました。
パワーポイントをお父さんに手伝ってもらいながら、毎週欠かさずまとめを作ることに挑戦しています。
▼下をクリック!ひなちゃん&ひなパパがまとめた「探究・イノベーション新聞」
【探究が日常に 「なんで?」に気付く】
毎週授業レポートを発表してくれるひなちゃんですが、普段からたくさんのことに興味を持ち、日常的にさまざまな「研究」をしているそうです。
いったいどのような研究をしているのでしょうか?
ひなパパはひなちゃんの学びをどのようにサポートしているのでしょうか?
■普段はどんな研究をしているの?
ヨーグルトの研究をしています。私はヨーグルトが大好きなのですが、どうしてヨーグルトにはたくさんの種類があって、それぞれ味が違うんだろうと疑問を持ちました。そこで、これまでに20種類以上のヨーグルトの食べ比べをして味の違いを研究しました。
研究をしてみたところ、乳酸菌の種類の違いや、牛乳の違いが味に関係していることがわかりました。
たくさんヨーグルトの味を比べる中で、私は濃厚な味のするジャージー牛乳のヨーグルトが特に好きだと気づきました。
また、「くすぐり」の謎を調べました。
自分で自分をくすぐるとくすぐったくないのに、相手にくすぐられるとなぜくすぐったいのか疑問に思って調べてみました。
自分で自分をくすぐるときは、「いまからくすぐるぞ」ということがわかります。でも、相手が自分をくすぐるときは、それがわからないので体がびっくりし、それがくすぐったいという感覚になっているそうです。
くすぐったいと感じる場所は、首や脇腹など、体にとって特に大事なところが多いです。なので、くすぐったさを感じることは、攻撃から自分の体を守る反応なのだそうです。
他にも、魔法瓶はなぜ温かさを保てるのか実験をして確かめたり、バラはなぜ花びらが多くて、とげがあって、いい匂いがするのかということや、息について「はー」と息をした時と「ふー」と息をした時でどうして温度が違うのか、ということなども調べました。
研究しようと思うきっかけは、自分で気づいたことや疑問に思ったことをもっと知りたいと思うからです。研究はとても楽しいです。
【いろいろなことが知りたい!ひなちゃんの将来の夢は?】
■ひなちゃんは将来何になりたい?
物理学者です!(即答)
小さい頃お父さんとよく宇宙のテレビを見ていいて、それを見ながらたくさんの疑問が自分の中に湧いてきました。宇宙飛行士に最初はなりたかったけど、宇宙のまだわかっていない謎を説いていくのには物理学が必要だと知ったので、物理学者になりたいです。
探究学舎の授業は、ときどきふざけたり、ちょっと一見くだらないようなことをやっているところがとても面白くて好きです。今年の冬はやっちゃんが講師の探究スペシャル「音楽編」を受けて、チームで優勝できたことがとても嬉しかったです。
これからも、もっともっとみんなで一緒に探究していきたいです!
【好奇心旺盛な子どもと、親も一緒に楽しむ】
■普段からひなちゃんとどんなコミュニケーションをしていますか?
ひなパパ:
小さい頃から何かを聞かれたら、最初から答えを言わないようにしていました。
まあ、私自身が知らないこともたくさんありますし、答えを出すことがそれほど得意ではないので、「一緒に考えてみよう!」というスタンスをとっています。
子どもが小さい頃からそうしてきたので、自分で考えたり、調べたりするくせがついたのかな、と思います。
私は、知識は「道具」だと思っていて、それをどう使うか、ということが重要だと考えています。なので、ただ知識を覚えるだけではなくて、自分で調べたり、その知識を使って考えたり探究したりする学びが大事であると、もともと考えていました。なので、探究学舎に出会った時は、まさにこれだ!と思いました。
今回のレポートの制作も、自分も探究学舎の生徒の1人になったつもりで、子どもと一緒に楽しく取り組んでいます。
▼イノベーション編の最後に作ったまとめ動画(お母さんとひなちゃんの共同作品)
あとがき
子どもたちは、誰もが「なんで?」と疑問に思います。
でもその「なんで?」と思う気持ちは、知らないうちに忘れてしまったり、まあいいか、と流れてしまったりしていることも多いのではないでしょうか。
「自分が『なんで?』と思ったことに気づく」とひなちゃんは言っていました。
わたしが素敵だな、と思ったのは、その「気づき」をひとつひとつ丁寧に紐解くプロセスを、家族みんなで楽しみながら取り組んでいることでした。
ひなちゃんが、どのような「なんで?」に気づき、自分なりの探究をしていくのか、これからも目が離せません。
(ライター:藍以)
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