見出し画像

フグタ社長業務日誌『晩ご飯はオークラで』

このシリーズは2007年9月~2008年9月まで1年にわたる、福田康夫総理の「首相動静」を基にしたフィクション(パロディ)です。※巻1は自2007年9月24日~至10月30日。

フグタ社長業務日誌(巻1-5):9月28日(金)

 午前中、中国の取引先に電話。「できるだけ早い時期に訪中したい」と伝えると、先方の社長も「できるだけ早い時期においでいただきたい」とのこと。辞めさせられる前に早く来いという意味か。
 午後からは広報誌の写真撮影など。夕方5時からは東新橋、大手業界紙の編集局長会議で講演。同48分、同所発。一旦会社に戻って秘書課長と来週のスケジュール調整。

 19:17、退社。同21分、虎ノ門のホテルオークラ着。たまには美味い飯でも食わないとね。とりあえず1週間お疲れ!ということで、同ホテル内の中国料理店「桃花林」で秘書(息子)らと食事。

(ちなみに・・一番安いコースが下記です・秘書注)
◎桃花林 ディナーコース(桃) お一人様 \8,400
 特製盛り合わせ冷菜(銘々盛り)
 あわびと鶏の細切りふかひれのスープ
 かにの手の揚げもの
 牛肉とグリーンアスパラガスの炒め
 鶏肉と白霊茸の煮込み
 芝海老のチリソース煮
 豚肉細切り焼そば
 杏仁豆腐
 一口菓子       

 「領収書の宛名はフグタでね!」と念押しして領収書を貰う。20:56、同ホテル発。午後9時28分、自宅着。(本人はオーキッドバーに寄りたそうでしたが・秘書注)

>>次話に進む
<<前話に戻る
<<最初から読む

注:
ホテルオークラ東京を愛用する政治家は多数いた。入口がいくつもあってマスコミに捕まりにくいのもその理由のひとつだったと言われる。
「桃花林 (とうかりん) 」は日本初のホテル直営の広東料理レストラン。「オーキッドバー」はオークラのメインバーで福田首相の後任、麻生首相のお気に入りだった。
※『フグタ社長業務日誌:晩ご飯はオークラで』は、ブログ『tanpopost』に2007年9月30日 付けで掲載したものです。


いいなと思ったら応援しよう!