フグタ社長業務日誌『怒られっぱなし』
フグタ社長業務日誌(巻3-13):12月20日(木)
どうもマスハゲ君が鬼門である。あの顔は「お詫び」には向いてない。おかげで好感度がまた下がる・・。
それはさておき、昨日のマチムラ君に続いて、「なぜ僕には聞いてくれないの?」と、守衛室長のイシヤブ君が、例の「UFO問題」に口を出す。みんな彼に話を振ると、長くなるのがわかっているので黙っていたのに・・。それをわざわざ自分から言い出してきた。
「災害出動の規定が使えるのか、建造物侵入でもなさそうだ。緊急出動なのか、守衛室として取り組むことはないが、わたし自身としてどうなるのかは考えたい」と大まじめに語りはじめる。
「UFOからいろいろな攻撃を仕掛けられたなら緊急出動だが、『社員の皆さん仲良くしましよう』と言われれば急迫不正の武力攻撃ではない・・、ゴジラがやってきたら、(破壊行為をしても)天変地異のたぐいだから災害出動だ。モスラも大体同様だ・・」もう止まらない、オタクモードに入ってしまっている。
最近、わが社を取り巻く経営環境は厳しいものがある。師走となり今年も、もうわずかである。取締役たちも、あちこちで得意先から文句を言われたり、お詫びの頭を下げまくっている。マチムラ君もイシヤブ君にしても、そんな中、たまには冗談話もしたい・・気もわかる。
まあ、害もないし、いいか・・と思っていたら、グループ本部の総務から、「もういい加減にしてくださいね。会社には対応しなければいけないことがたくさんあるんですから」と苦言をいただく。あ〜また怒られちゃった。