フグタ社長業務日誌『夫婦住込可』
フグタ社長業務日誌(巻4-5):1月14日(月)
やっと社宅に引っ越した。家具などはすでに運んであるので、身一つ。ほとんど普段の出勤と変わらない引越だった。
社宅といっても、社長専用なので中々立派なものである。部屋数も多いし広いし、自宅の何倍もある。しかしなあ・・、と思う。いかに便利で職住近接とはいえ、社宅は会社の目の前で、徒歩1分である。ちょっと帰りに赤坂で寄り道して・・と気軽にいかないのが辛い。
とにかく寒いし、なにより落ち着かない。仕方ないので映画にでも行くことにした。
品川プリンスホテルアネックスタワーの映画館「品川プリンスシネマ」。女房と二人で「アース」を鑑賞。まるで冬休みの子供だ。どこかで外食したかったが、連休のせいか、めぼしいところがどこも空いてない。すごすご社宅に帰る。
「お父ちゃん、そろそろ部屋暖まってるかしらねえ・・」と女房。
「社宅を守るってのは、われわれの大きな仕事だ」と私。午後6時27分、同タワー発。同44分、社宅着。
パチンコ屋の2階に住み込む、店員の夫婦みたいである。
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