フグタ社長業務日誌『ガギグゲゴ』
フグタ社長業務日誌(巻5-5):2月24日(日)
まったく次から次へと厄介事が起きる。今度は守衛室のイシヤブ君のところだ。ひょっとして先週の月曜、「さざんか」で彼と晩飯を食ったのが祟ったのかも知れない・・。(社長はイシヤブ守衛室長と呼ぶことが多いですが、組織改編によって総合警備本部長に出世されています・秘書注)
思えば、社長就任以来、問題はガギグゲゴに集中している。
例えば、ガはガソリンのガ、ギはギョーザのギ、そしてグンカン(軍艦)だ・・ドレミの歌かっ!
この調子で行くと、次はゲリラか、ゴは多分、ゴジラだろう。いずれにしてもまたイシヤブ君の出番だ。
午前中、書類の整理をするフリをしながら、うつらうつら、ぼーっと、そんなことを考えていた。そろそろ昼飯か・・と思っていたら、女房が慌てて呼びに来る。
「何してんのよ、結婚式行かないといけないわよ!」外務部のコウモリ部長の息子さんの式があるのだった。そういえば金曜の夜、夫婦揃って挨拶に来て、たらふくワインを飲んで帰っていった。
さて、日記はこの辺にして出かけなければならぬ。披露宴に出て夕方からは韓国出張だ・・。
(以後、秘書追加記述)
午後0時8分、社宅発。
午後0時20分、東京・東新橋のホテル「コンラッド東京」着。コウモリ外務部長の長男の結婚披露宴に出席。
午後1時33分、コンラッド東京発。同44分、社宅着。午後2時28分、社宅発。同31分から同32分まで、本社玄関ホールで業界紙のインタビュー。
「韓国の新社長が就任という節目に訪問するが、今回の期待は」に
「新社長とね、日韓新時代を開こうと思ってます」。
同55分、羽田空港着。午後3時19分、韓国の同業者の新社長就任式に出席のため羽田空港発。ソウル到着後、市内の清渓川を見物する予定。以上機中にて。秘書記述。
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