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木地屋のおかしな日常・第25話(4コマまんが)
輪島市にある四代続く椀木地屋の妻です。
椀木地職人の夫が一人で木地制作を行い、妻の私がその手伝いをしています。
うちだけだとおもいますが、
冬に毎年議論になる話題です。
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他の木地師さんはわかりませんが、
多分履いてますが、
夫は仕事中素足にビーチサンダルという、足元だけ超軽装であります。
夫は「足踏み轆轤(ろくろ)」という轆轤を使って木地挽きをしています。
素足にビーチサンダルくらいの素足感が、足で操作するのに丁度良いそうです。
暖かい時期は見ていて開放感があり
「いいなぁ、気持ち良さそうだなぁ」と
清々しい気持ちになるんですが、
真冬が近くにつれ、
見てるこっちが芯から冷えてきます。(さぶっ)
本人的には仕事場は寒くないし
五本指ソックスに木クズが付くのがイヤなのだとか。
わかるけど、、
工場の外は極寒の北陸。
素足にビーサンの人なんて
ちょっと頭が変な人だけかと🥹
そしてそのまま外出すると、
とにかく出会う人々みな二度見する勢いで周りの視線を独り占めできますし、ヤバさが増します😅
私は毎年11月くらいになると
「ねぇ寒くない?そろそろ五本指ソックスとか履いたら?」とすすめてきました。
もう、かれこれ10年くらい。
そして数年前から勝手に五本指ソックスを買ってきて備えていました。
努力の甲斐あってここ2、3年、
気温が氷点下の日や、雪が積もった日は履いてくれてましたが、雪が無くなるとまた素足に戻ります。(そのまま履いとけ‼︎)
という具合に、
年間ほんの数日だけ見れる希少な自然現象のような夫の五本指ソックスでしたが、
40歳を超え、ついに今年の11月
五本指ソックスを履こうか迷いだす夫。
「迷うな‼︎ 履け‼︎ (なんの痩せ我慢ナンダ?!)」
と、猛プッシュの後、
デフォルトで五本指ソックスを履いてもらうことに成功しました‼︎(㊗️🎊)
やはり40歳を超えると、寒さが堪えるようになったとか😂
なにはともあれ
本当に良かったです。
ホッ😌
……
本日もお読みくださりありがとうございます!
2023年は本当にありがとうございました。
みなさまよいお年をお迎えください‼︎
……
「木地」ってなに?「椀木地職人」って何を作る人?
「椀木地について知ってから4コマまんがを読みたい!」という方は、
辻椀木地木工芸のオフィシャルサイトで連載中の、椀木地屋について説明したまんが「木地師のまさたか君と私」の第1話を読んでみてください。
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