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つぶやきとため息と(マラソン19日目)

いいんだよ、それで。

そんなふうに許してくれるのは父だけ。

父は本当に優しくて、私をいつもそのまま受け入れてくれた。

いつだって。

そのことがよかったのか、悪かったのか本当のところは私にはわからない。

よかったんだと思う。

でも、

でも、

本当のところ、自分自身では判断ができない。

そして、ほかの誰かが何かを言っても、それが本当のことなのか、正しい意見なのかということも、判断することは難しいのだろうと思う。

こんな難しい状況に自分自身を置いてしまったことを後悔しない日はなかったし、これからだって。

きっと私はこういう判断を下してしまった自分に溜息をつ生き続けるような気がする。

本当に。

本当に。



後悔しているの?

なにもかもに。

悲しそうな顔をしているね。

どうしたら励ましてあげることができるのかわからないからつらいよ。

君のことを助けたい。

でも、何も持てない今の自分にしてあげられることは何もなくて。

悲しいよ。

本当に。

どうすることもできない。

ごめんね。

ごめん。


もう居なくなってしまった父に助けを請うてもどうすることもできなくて。

悲しい気持ちが膨らんでいくだけだから、やめたいのに。

悲しみしか出てこない。

本当に、本当に。


悲しみのことなんて忘れてしまうことができたらいいのに。

どうしていつもこうなってしまうんだろう?

どうしていつも、こんなふうにつらい方にばかリ進んでしまうんだろう?

苦しみのない場所にたどり着きたいのに。

つらい思いをしてきた分だけしあわせになって行きたいのに。

どうしていつも。


しまねこさんのこちらの企画に参加させていただいています。

父を思い出して書いてみました。
父が今いてくれたらいいなと思ってます。


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竹原なつ美
ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。