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AIの音声認識で最高の文字起こし体験を! ~Ai Noteのススメ~
仕事やプライベートを通して、「ステキな話を聞いたなぁ…!」と感じた経験は誰しもあるのではないでしょうか。ボクも当然あります。
また、公立の中高一貫校で教師という仕事をしているのですが、所属している研究会では、「授業を受けている子どもたちの会話のやりとり」や「研究会で主催される講演・研修等の話」が文字に起こされて資料として配布されたり、講演記録などとして研究会誌や自費出版の本に掲載されたりしています。音声として聞いた話を「文字」という形で再び出会うと、自分の心の中により入ってくるカンジがしたり、「す、すごい話を聞いてしまった!」と再認識させられたり、文字で読むことではじめて自分の頭の中に入ってきます。というわけで、「文字起こし」に関しては教員になった頃から関心があった分野です。
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また、最近はYoutubeなどの動画コンテンツが充実しはじめていて、インタビュー動画、専門教科に関する授業動画など、さまざまあります。そんな動画の中には「これは学級通信で引用紹介したい!」とか「自分の手元においといて、折りに触れて読み返したい!」という動画もたくさん!。
(ボクでいえば、「予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」(ヨビノリたくみさん)や「森岡剛毅さん」の話は文字に起こしたい!とついつい思ってしまいます。)
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●とはいえ大変…
とはいえ、「音声を文字に起こす」という経験をしたことがある人は、大なり小なり、大変さを経験しています。人が話す速度と同じ速度でタイピングできるわけがないし、何度も聞きなおすために巻き戻しボタンを何十回も何百回も押しながら格闘…。1時間の講演に対して、文字に起こし、清書するだけで丸一日(8時間くらい)かかることも…。とてもエネルギーのいる作業です。もちろんそこで学びもありますが、仕事をしながらそのような作業をするには一大決心も必要です。(少なくともボクは)。
●ステキツールを見つけた!
そんな中、AIの音声認識サービス「LINE WORKS AiNote」というサービスを見つけました。
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今までに撮りためたICレコーダの音声データであったり、スマホにインストールしてアプリで起動し、リアルタイムで会話を録音したものであったり、Youtube動画を、本サービスの中でファイル登録するだけで、自動で文字に起こしてくれます。操作画面は以下のようなカンジ。
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というわけで、実際に試してみました。登録もカンタンです。LINEアカウントを持っていたら、すぐに登録できます。現在は「月1000分無料」というサービスを行っていて、おためしとしては十分です。
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実際に、note活動報告会(ZOOM)を文字に起こしてみた結果が下記のデータです。
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1時間ぐらいの会話を1分ぐらいで一気に文字に起こしてくれました。話者が3人いたのですが、声質でそれぞれ分けてくれています。また、会話がちょうど途切れたくらい(15~20秒程度)で段落が分けられていて、音声データも合わせて分割してくれています。
そして一番驚いたのが音声認識の文字正解率の高さ!。しっかり数えていませんが、9割ほどはただしく認識できています。
(本サービスを提供している運営からは「平均90.6%の文字正解率とのこと!」)
専門用語や人の名前など、多少の手直しは必要です(テキストデータを上書きで修正作業可能)が、文字起こしされたデータをそのまま読んでも、どんな会話がされていたのかは十分把握できます。間違いなくイチから文字起こしするよりも断然にラクです。コピペしてwordやパワポに貼り付けることもすぐにできます。
というわけで、本サービスを見つけてからは、気に入った音声をどんどん文字化して自分の手元に残しています。
●出会った言葉を自分のものに
冒頭でも述べたとおり、文字起こしすることで、音声として出会っていた言葉が自分のものになる感覚はとってもステキ感覚です。アーカイブ化されてタイトルごとに整理されるため、「あの話を文字で読みたい」という時にはとっても有力なツールです。
とはいえ、音声をイチから起こす作業も、大変な中でのたのしさ、学びがいはあります。自分自身の状況やどんな音声データを文字起こししたいかによって使い分ければいいのではと思います。(がしかし、ボク自身はイチから文字起こししていたあの頃にはもう戻れない…笑。それぐらい革命的なツールでした)
追伸1: Youtubeの動画を音声データに変換する方法はさまざまあるかと思います。ボク自身はReal Player Downloader という無料ツールを使っています。(商用ではなく、あくまで個人利用です。)
追伸2: 本ツールを使って、12月末に実施した「noteメンバーシップの活動報告会の際の対談」を文字に起こしてみましたので、メンバーシップ限定で下記に公開してみます。(とはいえ、本ツールを使った後に話の順番を入れ替えたり誤字脱字を修正しているものなので、Ai音声認識データそのままではありません。でも、音声データを文字に起こす雰囲気だけでも伝わればと思って公開します。)
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