季節を感じない街
夕べ、たまたま、大阪は北摂を飛ばすタクシーの窓から見た夜景。
ほぼほぼ、マンション。どこまで行っても。
こんな景色、どんな季節に見ても変わらなすぎる景色を見て育つ子どもって、かわいそうだな·····と瞬時に思ってしまった。
あくまで私はそう思うって話。
私がいつも住む信州は、どこにいても、だいたい山が目に入る。
ピリっと冷える冬を越え、待ち遠しくてたまらない中迎える春。芽吹き、だんだんにキラキラギラギラしていく葉っぱたち。春から初夏は、その様子を目の当たりにし、圧倒される。本当にほんとうに、美しい。
巡る季節のすばらしさに、毎年、じわじわ、する。
人工物に囲まれて、土から離れて生きるのって。
それ、あらゆる想像力を削いでいく····
世の中、人間イチバンだぜ、みたいにつながっている気がするのは、私だけだろうか。
ま、日本中そんなところは山ほどあるし、今更、だけど。
けど、信州に来て、ちょっと暮らしてみ。
土の匂い、虫や動物の気配を感じて生きていくしあわせを、少しは感じるんじゃないかな。
地球には、人間と同じように色んな生き物が息づいているって、ちゃんと実感できる。
····少なくとも私はそうで。
コンクリや建物に囲まれた中で、「地球を大切に」って、どれだけ叫んでも、ね。
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