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江東低地帯で暮らすリスクと介護の現実

先週、母宛に役所から封筒が届きました。母はすでに施設に入所していますが、住民票は移していません。母に関するすべての責任は私が負っており、郵送物も私が開封して処理する必要があります。

届いた封筒の中身は、災害時の安否確認、避難先の確認、親族への連絡先登録のお願いと、それに関する書類が同封されたものでした。

東京東部低地帯、格好よくいえば江東5区の某所に建つ築60年の古い家は、大規模な水害が発生したらひとたまりもありません。私が住む区では高齢化率が24%を超えており、高齢者の安否確認は喫緊の課題となっています。

仮に母を施設に入れず、自宅で介護をしていた場合、常にその危機にさらされることになります。大規模災害が発生した場合、間違いなく救い出すことは難しいでしょう。

とはいえ、このことをもって施設に母を入れたことへの免罪符にはなりません。それでも、一つの重荷が軽くなったと考えるようにしています。

「そこに住むあなた自身はどうなの?」と問われそうですが、自分のこととなると深刻には考えていません。おそらく平和ボケのバイアスがかかっているのでしょう。いざその場になれば、自分の運と能力の結果が出るだけだと考えています。

今はただ、大規模災害が起こらないことを祈るばかりです。

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