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魅了する『白』い花

『これ、誕生日プレゼント!』

日にちがズレても誕生日から数日経った今もお客様達からプレゼントを頂く事がある。
昨日は立派な胡蝶蘭を頂いた。
近くで見ると、何とも言えないきめ細やかな肌のような花弁、純白で堂々と凛として連なる様は『スタート』する門出には贅沢な美しさだ。

花は『白』が好きだ。

百合、薔薇、蘭、豪華で派手なものから野に咲く小さな花々まで。

胡蝶蘭を頂いたばかりで何だが、僕の1番好きな花は切花でも鉢植えではなく、山に咲きっぱなしの鉄砲百合。
一つの茎から幾つも多方面に視野を向けるように、真っ直ぐに凛と咲く野生的な美しさ。

いつだったか覚えてないくらいに幼い頃に見た鉄砲百合が群れて咲く山に偶々行って、花の白と葉の緑と『いい香り』に魅了されたのを記憶している。


『可愛い』じゃなくて『美しい』って息を呑む感動だった。

それからずっと、野生の百合が一番好きだ。


去年、彼女と静岡の百合園に行ってきた。
山の一部が百合だらけ。
本数も品種も圧巻の景色だった。

彼女が愛情をこれでもかって詰め込んでくれた弁当を水辺で食べて、
何千もの百合が咲く小径を手を繋いで歩いた。
無邪気に歩き回ったり、ケラケラ笑ったり、夢中で写真を撮ったり…たかが1年前なのに随分懐かしい。

百合園を満喫した後、山の中の旅館でゆっくりしたっけな。

彼女は非常に『美白』。
日焼けを程よく気にしたりしながら、肌を大事にしている。
幼児体型の美白………the ゴマアザラシの赤ちゃん。
真っ白でふわふわして目が真っ黒の愛らしい感じ。歩き方もヨチヨチしていて、出っ張った尻が置いていかれているような…母性も父性も振り切りそうなプリプリでムチムチで…擬音が連発している辺りに僕の何とも表現しきれない『萌』を感じて頂けたら幸い。

彼女は鉄砲百合のスレンダーな感じはないし、ふわっとしてツルンとしたフォルムだが、真っ直ぐに凛と咲く花の様だと僕は思っている。

可愛いと綺麗の狭間で風に揺れる…揺れるっていうより、はしゃぐかな(多動)

あどけなさと、無駄に苦労した時々顔に出る何とも言えない影がある表情と。
絶妙な相対を搭載している彼女は、今頃ピンクの愛車で1時間の通勤タイム。

さて、電話するか。
通勤タイムは『もしもし』する日常報告の時間。

僕のnoteの更新を彼女はとても楽しみにしてくれていて、仕事の合間を見つけながらチマチマと内職の如く文字を更新している。

白い花が今日も笑顔でいられますように。
今日も一日、無事で元気に楽しんで、笑って。

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