見出し画像

探究フィールドワークプログラム「道の駅もりおか渋民を盛り上げよう」実施レポート

盛岡という星でBASE STATIONでは、イベントプログラム「盛岡という星でタンキュー部」をはじめ、探究活動に取り組む高校生が地域とつながることでより活動を盛り上げることができるよう、地域とのマッチングや活動プログラムの実施といった機会の創出に取り組んでいます。
夏季休暇中の7月26日(水)、27日(木)、31日(月)の3日間には、「探究フィールドワークプログラム」として、各日程でテーマを設け、盛岡市内の高校生が実際に地域をフィールドワークして新しい興味や疑問、課題を発見するためのプログラムを実施しました。
今回の投稿では、そんなフィールドワークを通じて参加者の皆さんが見つけたトピックをご紹介したいと思います。

1日目「まちなか活性化の現場に潜入!」編はこちら


2日目「つながる場所づくりを体験!」編はこちら



「道の駅もりおか渋民を盛り上げよう」編

プログラム3日目の7月31日(月)は「道の駅もりおか渋民を盛り上げよう」というテーマで玉山地域をフィールドワークしました。2024年夏に開業予定の道の駅もりおか渋民を中心に、今後さらなる盛り上がりをみせていくことまちがいなしの玉山地域。実際に訪問して、玉山地域の産業を担う方々のお話をお聞きすることで、参加した生徒にとっても「いま玉山で既に起きているさまざまな取り組み」+「道の駅」をイメージするきっかけとなることが目的です。
 

フィールドワークのスケジュールはこちら

〇道の駅整備予定地見学
盛岡市道の駅整備推進室のみなさんが、着工したばかりの予定地を案内してくださいました。いまは土台工事の段階だったので、ここから工事が進んでどう完成していくのかが楽しみです。

道の駅もりおか渋民には地域内外のひととものが出会う「フューチャーセンター」も併設予定。
「地域の課題解決や新しい商品・サービスを生み出す場」、「様々なひとのまなびの場」を目的として整備されるそうなので、高校生のかかわりしろもありそう。

〇玉山うるおいイチゴ園
玉山うるおいイチゴ園さんは、夏イチゴを栽培するイチゴ園。イチゴの特徴や玉山の農産業を盛り上げるさまざまな取り組みに関するお話しをいただきました。


〇たまやま温泉Lab(ユートランド姫神内)

玉山うるおいイチゴ園さんのイチゴをはじめ、地元食材をつかったジェラートに対する思いや、関係性についてお話しいただき、ジェラートの試食もさせていただきました。


また、今回のフィールドワークでは、道の駅のオリジナル商品を開発する「モリのタネプロジェクト」のインスタグラムアカウントを活用してストーリー投稿にも挑戦しました。
 
モリのタネプロジェクトのインスタグラムアカウントはこちら

https://www.instagram.com/morinotane_project/


フィールドワークを通して、「参加した皆さんが見つけた盛岡」を一部ご紹介します

①「盛岡初の道の駅」
・それってどんなもの?
盛岡に今までなかった道の駅が来年できる。
・推しポイントはどんなところ?
道の駅から見える岩手山と姫神山

#道の駅
#盛岡初
#岩手山が見える


②「人とのつながりを大切に。ジェラート&チーズ工房/たまやま温泉Lab」
・それってどんなもの?
玉山うるおいイチゴ園で収穫されたイチゴを使用し、一ノ渡さん(※たまやま温泉Labのオーナー)オリジナルのジェラートを販売。地元の食材を使って時期と気分、顧客の声で様々な味のジェラートを作っている。一年を通して楽しめるジェラート。
・推しポイントはどんなところ?
地元産にこだわって使っているところ。地元の牧場の生乳、果物、野菜をふんだんに使用。オシャレな内装。ジェラートだけでなはなく、手作りモッツァレラも販売。製造中に出た「ホエイ」は食パンに使用。無駄がない。

#たまやま温泉Lab
#ジェラート
#地元産こだわりオーナー

③「夏苺を守るpH調整」
・それってどんなもの?
苺は酸性を好む!しかし玉山うるおいイチゴ園さんは、pH6.8とやや中性より!だから肥料を加え、pHを6.2まで下げることによって夏苺を守っている!!
・推しポイントはどんなところ?
肥料は“栄養素”というイメージが強いが、pHを調整する役割もあることを初めて知った!また、苺は酸性が好きだということも初めて知ったから家庭菜園でも生かしていけたらな…!
・それをもっと知ってもらうには?
家庭菜園が好きな人や苺loverに、今日のようなフィールドワークを増やして頂いて、私たち高校生が発信していく

#pH調整
#苺loverさんに届け
生でも加工でも!

③「地域を盛り上げている人々(玉山地域の地産地消)」
・それってどんなもの?
地域の人同士で作ったものを組み合わせて、新しい商品を作り、人とのつながりを大切にしながら地域の魅力を伝えているもの。
・推しポイントはどんなところ?
温度調節やはちのおかげできれいな形、おいしい味を作り上げたいちごや地元で作った乳を使って作った、ジェラートやモッツァレラチーズ。

#貴重な夏いちご
#玉山限定ジェラート
#人とのつながり

④「ホエイの使い回し方」
・それってどんなもの?
チーズを作ったときに出てしまう汁のことです。例えると、ヨーグルトを食べるときに最初に食べるとき、スッパイと感じる汁のことです。
・推しポイントはどんなところ?
ホエイをそのまま流してしまうと環境汚染などの影響が起こるので、(※たまやま温泉Labでは、)その対策としてホエイを使った食パンやリキュール、乳製品、お酒などに活用してるところが推しポイントです。

#たまやま温泉Lab
#たまやまジェラート
#ホエイを使った食品

④「夏でも大好きなイチゴが食べられる玉山うるおいイチゴ園!!」
・それってどんなもの?
7~11月の間で作っている夏いちご。ケーキ屋さんやクレープ屋さんから需要がある!ハチを使って受粉してイチゴを作っている。
・推しポイントはどんなところ?
夏でもみんな大好きないちごを食べられるところ。夏でもショートケーキやクレープなどでいちごを食べられるところ。ジェラートなどの加工品にもぴったり。

#玉山うるおいイチゴ園
#夏いちご
#いちごLOVE


今回のプログラムでは、玉山地域をフィールドとして取り組まれている産業やその工夫について学びました。
3日間のフィールドワークプログラムでは、たくさんの高校生の皆さんにご参加いただき、それぞれのテーマについて、取り組みの現場を体験するとともに、その現場に精通する方々からの生の声をお聞きすることで、盛岡市内で起こっているさまざまな取り組みについて実体験として学ぶことができたのではないかと思います。noteでも掲載しているように、学んだ内容をアウトプットする過程にもチャレンジしていただきましたが、自分たち自身で発見したこと・考えたことをきっかけに、これからどう探究に取り組んでいくかは、参加者の皆さん次第です。
発見した魅力をどう発信していくか、もしくは課題をどう解決していくか、どのようなポイントにしぼってもかまいませんが、ぜひ身の回りで起こっている出来事に目を向けて、より主体的に参画できるテーマを見つけていくと、探究活動がよりいきいきしていくかもしれません。
 

盛岡という星でBASE STATIONの活用方法はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?