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盛岡という星でタンキュ―部「出張!タンキュー部」レポート

探究に取り組む高校生が集まり、活動をより楽しくするためのプログラム「盛岡という星でタンキュー部」。12月23日には、盛岡市総合アリーナで、岩手県・盛岡市が主催する「未来のワタシゴト探究会議」の併催イベントとして、「出張!タンキュ―部」を開催しました。プログラムでは、お互いの活動内容を紹介したり、情報交換をしたりすることで、市内外の高校生同士の交流を図りました。
今回はその様子をレポートします!

「未来のワタシゴト探究会議」の様子はこちら

学校ごとの探究のスタイルをシェア

今回のプログラムには、県内各地の7つの高校から32名の皆さんにお集まりいただきました。プログラムの冒頭では、各学校でどのように探究に取り組んでいるかを全体で共有しました。
 
・自分なりの視点から地元を深掘りしてアピールポイントを再発見する探究
・盛岡市の総合計画に関するテーマを立てて探究
・1年次はSDGsに関するテーマ→2年次は自分の関心に合わせたテーマを設定
・1年次は企業訪問メイン→2年次はグループ単位での企業研究に発展
 
などなど…高校ごとに異なる探究の仕方に、皆さん興味津々。
実際にどのような探究に取り組んだのかが気になってきたところで、次のセッションに進んでいきます。

自分の活動を紹介しよう

次のセッションでは、自身で作成した説明資料を持ち寄って、それぞれのテーマについて、解決策やアクションのプロセスを紹介しあいました。探究テーマは、フードロスの解決、本に触れる機会の創出、衣類廃棄問題の改善、海の豊かさの保全など、とても多岐にわたります。どのグループでも時間いっぱい活動をシェアしてくださる姿に、一人ひとり自分なりの着眼点で地域課題と向き合ってきたことがよくわかりました。
地域の企業・団体にヒアリングしてみたり、イベントを開催してみたり、架空の企業を想定してシミュレーションしてみたり、…と、さまざまな取り組みを実践されていて、皆さんの行動力やアイデアにとても驚かされました。同会場で開催されている「未来のワタシゴト探究会議」のゲストの皆さんも立ち寄られ、興味深く様子を見守ってくださる場面も。

探究活動についてあれこれ情報交換!

参加者同士の情報交換の場面では、
 
「フィールドワーク先はどうやって見つけたの?」
「イベントを実現させているのがすごい!!どうやってイベントにたどり着いたの?」
「細かい数値はどうやって出したの?」
「学校の探究の時間に講演会とかある?そのなかで面白かったものは?」
 
など、他の参加者の探究からヒントを得ようと、積極的に質問する様子が見られました。学校が異なるからこそ、お互いの取り組みを知ることで活動の幅が広がりそうですね。

感想

参加者の皆さんの感想の一部をご紹介します。
 
・他校の探究活動の仕方、アイデアの考え方を知ることができておもしろかったです。
・今まで自分の頭の中になかった考えや視点を周りの人から学べたことがよかったと思う。
・他の高校の探究の方針とかを知れてよかったです。同じ学校でも、学年が違う方とお話しできたことで、フィールドワークでの悩みを相談できたりしたのでよかったです。
・その高校によって探究活動のやり方や進め方に違いがあり、これからの自分の活動も楽しみになりました。本格的なものが多くすごかったです。
 
参加者の皆さんと接するなかでも、「さまざまな取り組みを聞いたことで今まで興味がなかった分野にも興味が湧いた」、「これから探究が本格的に始まるけど、活動を進めるイメージができてきた」といった感想が聞こえてきました。
参加者の一人ひとりに、それぞれ違った学びがあったよう。今回のようなプログラムが、高校生の皆さんの地域に対する関心の向上や、地域の方々との接点につながることを改めて再認識しました。
 
1月になり、活動が佳境に迫っている方も多いはず。発表会が予定されている高校もあるのではないでしょうか。2月のタンキュ―部では、再び皆さんの活動を持ち寄ってシェアしあい、今後にどう生かしていくかを考えるワークショップも開催予定です。
開催のお知らせはnoteにも掲載しますので、是非チェックしてくださいね!

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