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盛岡という星でタンキュ―部「デザイン専攻の学生が探究したらこうなった!」レポート
これまで、様々なゲストをお招きして探究活動のスキルアップを目指してきた盛岡という星でタンキュ―部。10月30日(日)に盛岡という星でBASE STATIONで開催した今回のプログラムでは、盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校でデザインを学ぶ学生の皆さんにゲストとしてお越しいただき、クリエイティブな方法で地域課題を解決するプレゼンテーションをおこなっていただきました。その名も、「デザイン専攻の学生が探究したらこうなった!」。
高校生の皆さんよりも一歩大人な視点で地域を見つめる専門学生の皆さんのアイデアを通じて、普段の活動とはひと味違った目線で探究をとらえ、アウトプットの幅を広げました。
専門学生は地域をどう見る!?
まずは、盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校の講師で、タンキュ―部のプログラムにもゲストとして登場してくださっている合同会社ホームシックデザインの清水真介さんから、プレゼンテーションの趣旨や注目するポイントについてご説明いただきました。
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今回発表してくださったのは、総合デザイン科に在籍する3年生の皆さん。それぞれ自分が関心のある地域課題をピックアップし、リサーチを進めたうえで、デザインを活用したアウトプットの制作を行いました。その過程について、プレゼンテーションしてくださいます。
発表する皆さんも、最初は人前で話すのに苦手意識があったそう。授業内で伝え方や見せ方のテクニックを学び、スキルを磨いたのだそうです。
専門学生の皆さんが取り組んだ地域課題はこちら
・「不十分な雪対策」
・「耕作放棄地」
・「銀杏並木伐採問題」
・「地域交流の少なさ」
盛岡の冬の生活が大変、地元八幡平の耕作放棄地をどうにかしたい・・・などなど、実生活で感じている課題を取り入れて解決に取り組むプロセスに、参加者の皆さんも興味津々。地域課題は身近なところにこそあるのだということを感じさせられます。
プレゼンテーションのお手本を学ぶ!
今回のプログラムには、2つの目的があります。ひとつは、デザインという手段を使って地域課題を解決する視点を学ぶこと。そしてもうひとつ重要なのが、プレゼンテーションの仕方を学ぶことです。
自分なりの課題を立てて現状をとらえ解決案を探る、という探究的なプレゼンテーションの組み立ては、高校生の皆さんの今後の発表などの場面で役立てられることまちがいなし。
発表後には、それぞれゲストでお越しいただいた盛岡市役所の方々から講評もいただき、こんなデータがあったら発表に根拠が増すかも、解決案を実践したその先までかんがえてみよう、などなど、アドバイスが飛び交う場面も。高校生の参加者からもするどい質問があり、探究活動をフィールドとして、高校生と専門学生が交流する様子が見られました。先輩方の発表から、プレゼンテーションの仕方を学ぶとともに、プラスアルファでよりブラッシュアップするためのアイデアを考えられたようです!
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地域課題解決のためのデザイン作品
プログラムを開催したBASE STATION内の探究スペース「学びの場」には、専門学生の皆さんの作品が並びます。プレゼンテーションをすべて終えてから、実際に作品を前にして専門学生の皆さんから細かい説明をいただきました。目につきやすさや伝わりやすさなど、デザインで地域に関心を持たせるような課題解決に直結する工夫はもちろん、ロゴやペーパーなど細部まで思わず手にとりたくなるようなこだわりが見られ、参加した生徒からは驚きの声が止まりませんでした。デザインという強みを使って、自分の力で解決のためにコミットできるのが凄い!
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参加してみて…
「専門学生の皆さんの発表からのプレゼンテーションのテクニックを学ぶ」そして「クリエイティブ視点の地域課題解決術から自身の活動の視野を広げる」という2つの目標を掲げて開催した今回のプログラム。参加者の皆さんからのご感想の一部をご紹介します。
●課題立てから調査、まとめまでどうまとめていくか(整理していくか)勉強になった。自分でやっている中で客観的視点を忘れそうになりそうだと感じた。
●今日は、様々な地域課題への取り組みについって、多角的なアプローチの方法も知れた。それぞれの個性溢れる発表が聞けて楽しかった。今後のプレゼンの参考にもなりそうだと思った。
●様々な分野からの視点があって、自分だったら考えられないことが沢山あっておもしろかったです!!資料の集め方や、どのように進めたらいいかが分かってきたのでよかったです!!
●自分たちよりも年上の方が実際に企画したプレゼンを聞く機会というのはなかなか無かったのですごく参考になりました。
●自分のまだ意識していなかった地域問題についてたくさん知ることができた。プレゼンテーションが問題発見、地域の現状、解決例、オリジナルの対策のように分かりやすく分類されていて伝わりやすかった。
皆さん、専門学生の方々の発表を通して新たな学びを得られたようです。
普段取り組んでいる探究活動とは少し違った目線、少し違った方法で課題解決を考えると、これまでとはひと味違ったアイデアがわいてくるはず。今回のプログラムで体感した学びをご自身の活動に落とし込んでいただけたら嬉しく思います。
タンキュ―部のプログラムを活用して、それぞれの探究活動をもっと盛り上げていきましょう!