見出し画像

かなりゆるめの高知旅行記

今朝起きると、明らかに昨日までとは違う自分に気がつく。昨日までは風邪が治りきっていないせいで、常に頭にもやがかかっているような状態だったのだけど、今朝はそれがスーッと晴れてすっきりした朝だ。実は昨日の夜から、「そろそろ治るんじゃないか」と言う予感がしていて、一足早く日課だった筋トレを再開していたのだが、予想通り治ってくれてとても嬉しい。

先週、2泊3日で高知に旅行に行った。僕は今東京に住んでいるのだけど、大学に入ってからというもの、旅行といえば四国と言わんばかりに四国に行きまくっている。大学1年の夏は松山と香川(小豆島)、2年の夏は香川(高松と直島)に行った。そして3年の春休みは高知だ。四国ってどこか本州とは別の空気感が流れている気がして、非本州出身の僕としても親近感が湧く。


大学入学以降の経県値


僕は旅行にお金をかける方だと思う。2泊以上の時は、1泊だけでも二食付きのいい宿に泊まりたいと思っているし、今回の旅行では檜風呂付きの部屋をとってしまった。そのお金は交通費を最小限に抑えたり、配る人がいないのでお土産もほぼ買わないから捻出できるのだけど、それ以上に普段僕が恐ろしくお金を使わないからという理由も大きい。お酒激よわ、服買わない、外食しない、お金かかる趣味もない、となると普段の出費はコーヒー豆と本くらいだ。旅行くらいお金使っていいだろう。



僕の旅行は、時間のゆとりがとてもある。正確には、電車やバスの時間にさえ間に合ってしまえば、あとはゆっくり行こうぜのスタイルである。その代わり、余裕をかましすぎてバスの時間が危うくなり、全力ダッシュをする羽目にもたびたびなる。今回の旅行も、2泊3日あって訪れた観光地はたったの1か所(!)だった。もったいないと思う人もいるだろうけど、僕にはこれが合っているのだから文句は言わせない。第一、一回訪れただけでその土地の全てを知ろうとするのは無理がある。


僕は駅前の観光地というよりはちょっと人里離れた名所とか、離島に強くひかれるのだけど、それはおそらく可能性が限定されているからだと思う。まず行くのにも時間と手間がかかるし、行ったとてコンビニも飲食店もろくにないし、できることといえばチャリで走り回るかひたすら空と海を眺めまくるか、部屋に戻って本を読みまくるしかない。


けれど、可能性が限定されているということは、その限定された可能性に最大限の関心を抱けるということだ。人気の観光スポットを巡るだけでは気が付かない、その土地の空気の匂いや空の色に敏感になる。そして、田舎に行けば行くほどその土地の人と話す機会が増える。人生においても、僕はそんな傾向がある気がする。自分にとって自然な選択を積み重ね、可能性を限定していく。



僕はなんとなく、海外に興味が湧かない。今日のグローバル社会では僕は、積極性がないとか視野が狭いなんて糾弾されてしまうのかも知れないけど、興味がないものはしょうがない。それはきっと、海外に行くとどうしてもメジャーなスポットしか行けないからだと思う。日本に初めて来た外国人が、東京・大阪・京都を素通りして高知の山奥の宿に泊まるだろうか。


参考までに、今回の旅程を書いておく。2泊目の宿はたんこぶ史上最高の宿でした。そして高知はとてもいい街でした。


1日目
成田空港発

高知空港着

「活魚 漁ま」で夜ごはん

クレメントイン高知

2日目
「リンベル」でパン買う

8時発のアンパンマン特急に乗る

龍河洞

ごめんなはり線にひたすら揺られる

奈半利駅の「豚福亭」で昼ごはん

北川村村営バス(マイクロバス)に揺られて宿へ

北川村温泉ゆずの宿

3日目
村営バスで奈半利駅へ(おじいちゃんおばあちゃんとお話しする)

ごめんなはり線に揺られる

「よさこい咲都」で昼ごはん

高知龍馬空港

成田空港


いいなと思ったら応援しよう!