たんこぶ

都内大学生。男。地方出身。 日々考えたことを投稿しています。

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マガジン

  • 過去の思考を成仏する

    日常の中でふと気になったことをメモしてきました。 たくさん溜まったので、少しずつ振り返っていきます。

最近の記事

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夢とか笑

最近ぼんやりと考えていることがある。時間とお金と人脈とやる気が無限にあったらこんなことやってみたい。現実性も何もなく、夢想に近い内容だから、「夢」と呼ぶにはおこがましい。「笑」でもつけておこう。 やりたいことをひとことで言えば、本を作る仕事だ。でも、ただの出版社ではなく、地域の人が集えるコミュニティプレイスのようなものにしたい。 どんな街につくるか。都会はダメだ。緑に囲まれた、程よい郊外がいい。あと、子育て世代が多い街にオフィスを構えて、子どもたちも集まれる場所になるとい

    • (後編)就活について、今までとこれから

      前回の記事はこちらから 7-8月 僕は自分の感覚を信頼していると最初に書いたのだが、この時期は人生で初めて、人に流されるということをした。もし人生最大の挫折は何かと聞かれたら、この時期を挙げると思う。最初にマーケティングという職種を選んだこと、その仕事を好きになれなかったこと、就活に焦らされることと、メンターさんをつけたのが良くなかった。よーいどんの合図があって、そこから全力でばーっとやるタイプの人もいると思うけれど、僕は自分のペースでアクセルとブレーキを踏み分けないとい

      • 就活について、今までとこれから

        僕は夏以降、自分の記事の中で就活について全く触れてこなかった。自慢ではないが、8月以来就活に関することを何もしていないし、何も考えていなかった。でも、ようやくちょっと前に進む気持ちになれた。今までの記録と、これからのこと。 去年の12月 周りから「インターン」「就活」なんて言葉を聞くようになったのはこの頃だった。実際に動き出しているのはごく一部の優秀な人たちなんだろうけど、いつの間にか一歩先に進まれた感じがしてちょっと焦る。僕たちのこんな気持ちを知ってか、SNSでも就活サ

        • うるせえよ放っておけ

          BESSの展示場に行ってきた。BESSとはログハウスを扱う住宅メーカーで、関東圏にも9箇所の展示場がある。といっても、大学生の僕が家を買えるわけがないので、社会見学のつもりで訪れた。 その展示場には敷地内に5棟くらいのログハウスがあって、全て自由に見学することができた。最初に最低限の個人情報は記入しないといけないが、その後は特に営業されることもなく放っておいてくれたので、のんびり家々を巡ることができた。 同じメーカーのログハウスだから、基本的なつくりや内装の雰囲気はどれも

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        • 過去の思考を成仏する
          2本

        記事

          「めんどくさい」に従う生き方

          大学生になりたての頃、周りの人との睡眠習慣の違いに悩んでいた。僕はもともと朝型人間で、10時に寝て6時に起きるのが理想なのだが、大学生がそんな生活をしていては遊びにも行けないし、サークルにも行けないし、バイトもできない。そう思い込んでいた。 当時の僕は上京したばっかりで、周りに知り合いは一人もいなかった。だからできるだけ周りに馴染もうと、夜更かしの練習を始めた。ゲームしたり、ひたすら動画見たり、小説を読んだりしてがんばって時間を引き延ばしても、1時過ぎには時計と睨めっこする

          「めんどくさい」に従う生き方

          人として人を見る

          近所に本屋さんができるらしい。僕は恥ずかしながら郵便受けをマメにチェックするタイプではないので、気がつくとパンパンにチラシが入っていることも珍しくない。普段ならチラシはちらっと見てすぐに捨ててしまうことが多いのだが、その中に紛れていた本屋さん開店のチラシを見逃すことはなかった。 僕は広告というものがあまり好きではなくて、「こんなチラシや電車広告たくさん出して意味あるのか?」なんて失礼極まりない見方をしてしまうのだが、ちゃんと意味はあるのだと痛感することになった。 思い返し

          人として人を見る

          愚痴を受け取ることは心の栄養になる。

          歩いているカップルとすれ違う瞬間、男女のどっちが話しているか注意を向けたことはあるだろうか。僕の体感だけど、9割くらいのカップルは女性が話している。 主語を大きくするのは好きじゃないが、女性は愚痴が多いと言われることがよくある。けれどそりゃそうだ、と僕は思う。そもそもおしゃべりな人が多い上、社会はまだまだ男性に有利なようにできている。普通に生きるだけでも、愚痴りたくなるようなことは女性の方が多そうだ。 もちろん、愚痴は悪いことではない。むしろいいことだと思う。共通の目的に

          愚痴を受け取ることは心の栄養になる。

          脱力系モットーのすすめ

          ハン・ガンさんの『菜食主義者』を読んでいる。表現がやけにリアルなうえ、ストーリー展開もジェットコースターに乗っているみたいで、「続きはめちゃくちゃ気になるけどこれ以上読みたくない」という感情になる。ここまで心を持っていかれる小説を書ける著者は、月並みな表現だけどやはり天才なのだろう。 日本の作家だと、僕は村上春樹さんが好きだ。彼の比喩や世界観や、説明しすぎずに想像の余地を残してくれるところはもちろん好きだけど、何より主人公の生き方に、セリフに共感させられると言う理由が大きい

          脱力系モットーのすすめ

          秋晴れの空に

          お金に余裕がない大学生にとって、「贅沢なディナー」とはすなわち「ガストの唐揚げ定食」を指す。僕は普段自炊しているし、外食するならたいていサイゼかマックになるけど、たまに背伸びしたくなる。そんな時にうってつけなのがガストだ。 ガストのいいところは、ドリンクバーを頼まなくてもスープが飲み放題なところと、客層がバラバラなところだ。もちろん店の場所によるとは思うけど、サイゼには高校生や大学生が多く、マックはファミリーが多いなど、店によって客層が偏るのは珍しくない。 僕が利用するガ

          秋晴れの空に

          火にあって炎にないもの

          一年ほど前、友人から無印のアロマキャンドル12個セットをもらった。2種類の香りが6個ずつ入っているのだが、普段キャンドルを使う習慣がないので(当たり前だけど)、全く使いきれずに残っていた。 あれから一年経った今、いよいよ東京にも冬の気配を感じるようになってきたので、重い腰を上げて衣替えをした。その途中で、去年から残っていたアロマキャンドルを発見したのだ。 僕の部屋は北向きなので、ほとんど陽射しが入らない。唯一、今くらいの季節の午後3時過ぎから4時の間だけ、何かに反射してい

          火にあって炎にないもの

          褒められると死にたくなる

          先日、大学のゼミで少し多めに発言したら、先生がぼそっと「すばらしい」と言ってくれた。褒められるのはありがたいことだけど、「そんなつもりで発言したんじゃないのに」みたいなモヤモヤした感情で胸が満たされてしまう。 よく「叱るのは個室で、褒めるのはみんなの前で」のようなマネジメント法を目にするけど、褒められて嬉しい人ってそんなに多いのだろうか。僕は、褒められるならせめて個室がいいし、叱られるならみんなの前のほうがいい。 僕が小学校に入る前くらいに、妹が生まれた。当時の感情は覚え

          褒められると死にたくなる

          夢と未来、子どもと大人

          大人になるってどういうことだろう。 少し前、『未成年だけどコドモじゃない』という漫画が話題になった。あの題名は高校生のことを指しているから、大学生で20歳の僕は「未成年じゃないしコドモでもない」ということになる。でも、学生の身で自分を大人だと言い切ることには少し抵抗がある。 では、大人とは何か。社会人として働き出したら大人なのか。お酒が飲めれば大人なのか。健康診断の結果を気にし始めたら大人なのか。 僕が思う答えはこうだ。 大人とは、自分の未来を一貫性のあるストーリーと

          夢と未来、子どもと大人

          つぶらな瞳の怪獣たち

          ある日の大学での出来事。 空き時間に図書館で作業していて、次の授業のために外に出ると、体験学習らしき子どもたちがクリアファイルを握りしめてうろうろしていた。声かけられるかな、なんてちょっと期待していると、案の定ひとりの男の子に声をかけられた。 「すみません!なんでこの大学に入ったんですか?」 前置きも自己紹介も一切なく、単刀直入な問い。その清々しさときらきらした目にやられて、デコピンを食らった気分になる。眩しすぎる。なんだかその子が、口から火を吹く怪獣に思えてきた。

          つぶらな瞳の怪獣たち

          ガソスタおじに会いにいく。

          モーニングルーティーンを紹介する投稿が、インスタやYoutube上でやたら目につく。「モーニーングルーティーン」というと、女性の方はGRWMと題されるようなメイク動画を想像するかもしれないけれど、男性向けの動画は少し毛色が違う。 朝早く起き、白湯を飲み、散歩に出かけ、瞑想をし、ジャーナルを書き、タンパク質を摂取する。「きつい時こそ、やるべきことをやりましょう」の言葉に象徴されるように、習慣を守ることで可処分時間を増やし、効率的な生き方をする強い人間になる、という内容だ。有名

          ガソスタおじに会いにいく。

          「辛いこともあるけどやっぱり楽しい」はずるい

          僕はイヤフォンが苦手だ。 どうやら僕は耳から情報を撮るのが苦手らしい。音楽を聴く時は、歌詞見ながら聴きたい。教養がないと言われてしまうかもしれないけれど、歌詞がないからかクラシック音楽を聞くのも苦手だ。多分僕は目から情報を取る派の人間なんだろう。 僕の友人で、完全に耳から情報を取る派の人がいる。クラシック音楽を愛好する彼は、歌詞付きの歌も「ドレミ」で聞くらしい。子どもの頃からテレビよりラジオを聴いていて、今でも金曜の夜にやっている渋いおじさまの一人語りラジオを楽しみに一週

          「辛いこともあるけどやっぱり楽しい」はずるい

          片道1時間のさんぽみち

          1人暮らしの僕の家から大学までは、電車だと10分。自転車だと20分。それでも僕は、同じ道のりを片道1時間近くかけて歩く。 きっかけは、早起きしすぎて手持ち無沙汰になったある日、「大学まで歩いて行ってみようかな」なんて考えがぽっと浮かんできたことだ。あの日からもうすぐ1年半が経つ。 「大学まで1時間歩いて来てるんだよね」と話すと、「運動不足なの?」か「定期代ケチってるの?」か「自転車乗らないの?」のいずれかの反応が返ってくる。 確かに毎日往復で2時間歩くとちょっとした運動

          片道1時間のさんぽみち