探し物の不思議

先程まであるものを探しているのだが、一向にに見つからない。

そのあるものとは、リール付きのパスケースだ。

デイサービスの送迎時にいつも免許証を持参するのだが、自家用車のKeyケースの中に免許証を入れていてそれが結構かさばるので、パスケースに入れたらスッキリするのでは？と思いついての行動だ。

前回の伊勢神宮の旅行の際に、公共交通機関を利用する度にPASMOを財布から出し入れして使うのが、なんともまどろっこしい。
モタモタして周りに迷惑を掛けてしまうので、現地のDAISOで購入したものだ。

財布をみると、なぜかPASMOは財布に収められている。となると、旅行終了のタイミングで戻したのだろう。

最近使ったカバン、旅行に出かけた時のスーツケース、リュックサック、普段遣いのショルダーバッグやトートバックをくまなく探すも出てこない。収納の引き出し類にも見当たらない。

そして絶対にあるはずのない所にまで捜索の範囲は広がる。

よりによってこんな寒い日に探し物を始めてしまい、手足が冷たい。

そして今日もいつものように『探し物の不思議』に遭遇。

以前探しても見つからなかったものと対面したり、懐かしいものがひょっこり出て来て、手が止まる。

川原泉さんの作品が大好きで、買い漁っていた。本棚にあるべきものが何故か壊れて使わなくなったスーツケースから出て来たのだ。出て来てしまったら、やはり読んでしまう。探し物は一時中断。

細かい作業をする時に良く見えると期待し購入した眼鏡だが、度が合わず、もう少し先の未来にとっておこうと視界から消えていた代物。

そして散々探して出て来なかった南京錠。
残念ながら今は出番がない。

そう言えば歌手の井上陽水さんの歌の歌詞に
『探すのをやめたとき　見つかることもよくある話で』と歌っている。

なるほど、確かにその通りだ。