#7 事情聴取の様な話し合い

数か月振りの再会を果たした
私達はしばし再会の余韻に浸かる様に
平和で幸せな時を楽しんだ。

そして私は、
”いつ正式なプロポーズが来るのかな、、？”

と心の中ではニヤニヤが止まらなかった。


そんな最幸な瞬間は突然訪れた。

プロポーズを受けた時、
本当に幸せだった。


本当に。


ただ。
それと同時に
結婚すると決めた時点で
私が異国へ移住することを覚悟はしていたが
いざ現実味を帯びてくると急激に不安の中へ飲み込まれた。

日本にいる家族・友人と離れて、
異国で私は永住者として生活することが出来るのだろうか？


結婚となると、
私と彼氏だけの関係だけでなくなる。

家族になるわけだから
彼家族との親戚付き合いも上手く出来るのだろうか、、、？

、、あ。


聞かなきゃいけない事沢山あるじゃないか。



姪っ子

姪っ子の父親

父親



今まで彼氏彼女関係だから
気を遣って聞けなかったこと沢山ある。

別に結婚生活が上手くいかなければ
離婚してお互い別々の道を再度歩めばいいが
出来る事なら結婚は1回だけがいい。


そんな思いから
結婚してから後悔しない様に
とにかく不安に思っていること、
お互いの人生観、価値観、子育て、人生プラン

など挙げだしたらキリがないほど
話し合いを繰り返した。



それはまるで
”ここは刑務所か？”

と錯覚してしまうほど
事情聴取の様な話し合いが
夜な夜な繰り広げられた。
、、というか私が繰り広げた。



そして沢山の衝撃的な事実を知ることになる、、。



嫁子