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ChatGPTの視点で自分を深める:メモリ機能を活用した自己分析

自分が何者であるかを知るのは、実は自分よりも対話相手のほうがよくわかっているのかもしれません。そして、今の時代、その対話相手が対話型AIであることも、もはや不思議ではありません。

この記事では、ChatGPTに組み込まれているメモリ機能等を活用して、自己分析を行なってもらう試みをします。ChatGPTのヘビーユーザであれば、こんな会話していたっけ、という情報を持っているものです。そのようなところからまとめてくれるので、かなり面白かったです。


ChatGPTのメモリ機能

通常、特定のチャット中に連携した情報は、そのチャットのセッションを超えて共有されることはありません。しかし、ChatGPTにはメモリ機能があり、過去のやり取りや、ユーザーが記憶するように指定した情報を保持します。

https://openai.com/index/memory-and-new-controls-for-chatgpt/

そのため、新しいチャットを始めても、過去やり取りした情報を覚えており、それに合わせた返答がなされる場合があります。

自身の特徴と課題をまとめてもらう

現在保存されているメモリをもとに、自己分析を依頼しました。自分の特徴と課題をChatGPTに整理してもらいます。

自分(ユーザー)が何者であるか、どう言った特徴があるか、課題があるかをまとめてください。メモリ機能を活用してください。

プロンプト

一部伏せましたが、全体的に分かってくれている気がして大変気持ちがいいです。

自分の特徴。基本的にべた褒めしてくれるので自己肯定感が高まります😎

課題についてもこんな感じになりました。ブログ記事は自分で書いていますが、公開前チェックとして全量連携はしているので、その辺も拾っていますね。

課題から具体的なアクションが起こせそうです。

伏せているところもそうですが、かなりプライベートな内容に触れている場合もあるので、公開する際には自分でその辺制御することをお忘れなく。
そもそも、メモリ機能を定期的に確認して、削除することもオススメします。

履歴書と職務経歴書も作ってもらう

一旦今時点の経歴を整理するのも面白いです。転職する気がなくても、これまで自分がやってきたことを、詳細に書き出すことは今後のキャリアを作る上で非常に有用です。また、学生の場合も、学外で取り組んだこと、学内で取り組んだこと(ガクチカ)を整理することは、今後の就職活動に大変有利に働くでしょう。

内容は超プライベートなので詳細は公開しませんが、「こんなことまでやり取りしていたのか」と思うような情報が整理されており、大変興味深かったです。特に20XX年に◯◯をしていた、等時系列で整理されたのも興味深かったです。
(もしかしたら、当時◯◯◯ー◯でごにょごにょしていた時に使ったそのやりとりから拾っているのかも🙄)

現在のChatGPTのメモリ機能は、いつ登録したかまでは保持していません。この辺も保持されると面白そうでが、おそらく文脈や前後関係から察してまとめたようです。仮に今後いつ登録されたかも保持するようになれば、「1年前は◯◯をよくしていましたが、今は△△なんですね。」等と会話ができそうです。

面接用のストーリーも作ってもらう

言うほど人は一貫した人生を歩んでいないものです。失敗し、迷走し、試行錯誤を繰り返して、結果として面白い人生を歩んでいる人もいるのではないでしょうか。このまとめてもらった情報をベースにして、物語を作ってもらうのも良いでしょう。1つの「成長物語」としてまとめてもらえば、何かと役立つ場面もあるでしょう。せいぜい打ち切りにならない物語となることを願います。

まとめと余談

ChatGPTとのやり取りを通じて、自分の経歴を整理する作業は、とても新鮮で楽しいものでした。定期的に自分自身を振り返ることで、今後のキャリアや人生の方向性を見つめ直す良いきっかけになるでしょう。

しかし、この記憶にしれっと何か混ぜられても、わからない自信しかないですね。ChatGPTから「言ったよね!」と言われれば、「はい!」しか答えない自信しかないです。また、プライベートな内容を連携するリスクもあるので、その辺は自分で意識的に制御した方が良いでしょう。


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