忘れられがちなChatGPTの回答精度を高める設定2選
自分のChatGPTだけ、なんだか他の人のより賢くない気がする……そんな風に感じたことはありませんか?プロンプトは同じはずなのに、なぜか回答の精度がイマイチ🤔。そんなときは、以下の設定を見直してみると改善するかもしれません。
(自分が設定している具体例も本記事内で掲載しています。ご参考にどうぞ。)
カスタム指示(ChatGPTをカスタマイズする)
メモリ
カスタム指示(ChatGPTをカスタマイズする)
カスタマイズは、ユーザーの好みに合わせてChatGPTの動作や応答スタイルを調整できる機能です。例えば、フォーマル、カジュアル、クリエイティブな文体など、応答のトーンを変更することができます。また、どのくらいの長さ、どのくらいの専門性かも指示することができます。
サポートページの例も結局ふわっとしていますが、自分は概ね以下のように記述しています。
回答を向上させるために、自分について ChatGPT に知っておいてほしいことは何ですか?
ここは単に自己紹介で良いと思います。初めまして、で会った人とちょっと話が盛り上がって共有した話題、程度をあげれば良いかなと思っています。(なのでもう少し、具体的に書いても良いかもしれませんね。「1984が好きです」など。)
しかし、だからといって、今日はいい天気ですね!を共有する必要はありません。
もう少し補足すると、例えば子ども向けに教材を作成したい場合は、私は小学校の教師です。から始めても良いと思います。つまり、適宜嘘をついても良いと思います。業務で使う場合は、私は50兆円規模のグループ会社の会長です。から始めても面白いかもしれませんね😎
どのように ChatGPT に回答してほしいですか?
ここは求めるトーンなので、シンプルに箇条書きでも良いでしょう。ベストプラクティスは箇条書きになっているかと思います。ちなみに、「ChatGPTは知的で好奇心が強く〜」はClaude3.5のシステムプロンプトをパクリリスペクトしています。
上記は例ですが、今はそうしていると言うだけで、適宜状況に応じて書き換えているので、色々試してみるのも面白いでしょう。
メモリ
メモリー機能は、ChatGPTがユーザーとの対話の中で重要な情報を覚え、その情報を次回以降の会話に活用する機能です。過去に話した内容、ユーザーの趣味や興味、進行中のプロジェクトなどを覚えておいて、次回の会話でその情報を踏まえて会話を展開することができます。たとえば、ユーザーが前回の会話で話していた本や映画、趣味などを覚えていて、その話題に基づいた会話が続けられます。
要するに、いちいち最初から説明しなくても、「先日読んでいると連携していた本をやっと読み終わりました!感想は〜」と続けても、それが何であるかを覚えておいてくれる機能です。
基本的に、ChatGPTが「重要だな!」と思ったことを自動的に記録します。そうではなく、こちらが覚えておいてほしいな、という情報は以下のように伝えることで、覚えてくれます。
設定→パーソナライズ→管理する、を押すと以下のように覚えたことが一覧で確認できます。
ここでは、不要な記憶を削除することができます。右にあるゴミ箱アイコンを押すことで個別に消すことができます。また、下部にある「ChatGPTのメモリをクリアする」を押すことで一気に消すことができます。
人間もそうなりたいものです。(せめて個別にいらないものを消したい🫥)
補足で、チャット経由で忘れることもできるそうです。つまり、「覚えてください」「忘れてください」が使えます。
まとめ
これらの機能を活用すれば、より自分に合ったChatGPTを作り上げることができます。ただし、注意点があります。メモリー機能自体には第三者がアクセスできませんが、チャットのやり取りを共有した場合、そのチャット内の情報も一緒に共有されることになります。もし機密性の高い情報を含んでいる場合は、十分注意してください。(要するに、やりとりに必要以上の情報が、意図せず含まれる場合があるよ、という話です。)
さらに、カスタム指示やメモリー機能は定期的な見直しをおすすめします。必要に応じて、利用目的に合わせてその都度設定を調整しても良いでしょう。
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