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AIで作る影絵:DALL-E 3活用
影絵は、光と影だけで物語を描く、古くから愛されてきた表現方法の1つです。特にアジアの影絵文化は深く、インドネシアのワヤン・クリや中国の皮影戯(ピイインシー)などが知られています。日本でも手影絵によって演じる「影絵芝居」として江戸時代に発展し、祭りや夜の娯楽として親しまれました。その後、影絵は人々の想像力を掻き立てる芸術表現として受け継がれ、現在に至っています。
今回は、ChatGPT経由の「DALL-E 3」を使って、伝統的な影絵スタイルのアートをデジタルで再現してみました。選んだテーマは、日本の民話や自然界で親しまれている動物たち。具体的には、たぬき、きつね、うさぎ、そしてフクロウのシルエットを影絵風に描いてもらいました。
完成したものを見ると、影絵というよりスタンプのような雰囲気です。とはいえ、特徴がよく反映されており、さまざまな用途に使えそうです。
AIが生み出した動物たち
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(日本の伝統的な影絵風のたぬきのシルエット。たぬきの特徴である丸みを帯びた体型や、少しぽっちゃりとしたお腹、ふさふさとした尻尾を、黒いシルエットで細部まで表現しています。背景は淡いベージュかオフホワイトで、微妙な質感を持つ古典的な影絵の効果を作り出している。日本のフォークロア・アートを思わせる、ソフトでヴィンテージな雰囲気のシーンに。)
丸みを帯びた体とふっくらとしたお腹が愛らしく、影絵の中に個性が漂いますね。しかし、これだけでパッと「たぬき」と分かるのも面白いものです。
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(日本の伝統的な影絵スタイルのキツネのシルエット。細長い体にふさふさの尻尾、尖った耳が特徴的で、黒いシルエットに細かい輪郭線が描かれています。背景は明るいベージュかオフホワイトで、微妙なテクスチャを持つ古典的な影絵の効果を作り出しています。日本のフォークロア・アートを思わせるような、ソフトでヴィンテージな雰囲気のシーンが望ましい。)
鋭い耳としなやかな体つきが特徴的で、どこか神秘的な雰囲気を持っていますね。
ぱっと見犬にも見えますが、やはり顔の長さと尻尾から、「きつね」と判断できますね。
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(日本の伝統的な影絵風のウサギのシルエット。ウサギは丸く柔らかい体つきで、長い耳と小さな前足を持っています。背景は明るいベージュかオフホワイトで、微妙なテクスチャーの古典的な影絵の効果を作り出しています。このシーンは、日本のフォークロア・アートにインスパイアされた、ソフトでヴィンテージな雰囲気を喚起するものでなければなりません。)
柔らかく丸い体に長い耳がアクセントとなり、可愛らしさを感じさせますね。
体に花柄があるのは不思議ですが、やはりこれもこの形だけで「うさぎ」と判断できます。
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(日本の伝統的な影絵風のフクロウのシルエット。フクロウは大きな目と目立つ羽を持つ丸い体をしており、黒いシルエットと細かい輪郭線で表現されています。背景は明るいベージュかオフホワイトで、微妙なテクスチャーのある古典的な影絵の効果を作り出しています。このシーンは、日本のフォークロアアートにインスパイアされた、ソフトでヴィンテージな雰囲気を喚起させるはずです。)
丸い体と鋭い目が印象的です。個人的に、時のオカリナを思い出しますね。(適当に話を進めて「はい」「いいえ」を適当に選択して、また長い会話を聞くことになった記憶が——)
まとめ
影絵の歴史では、光と影を巧みに操り、さまざまな物語が紡がれてきました。影絵には、実物を見せずに象徴的な形を使って視覚的なイメージを伝える力があります。AIを活用することで、こうしたシンプルかつ奥深い芸術表現を短時間で手軽に制作できるのは、1つの可能性だと思います。
最近、精細で複雑な表現ばかりを追い求めていた気がしますが、これは少し原点に立ち返るような体験でもありました。シンプルなアートの持つ力に、改めて考えさせられた気がします。
余談
しかし不思議ですよね。これらの影絵がどの動物か、説明がなくてもほとんどの人が迷わず答えられると思います。どれほど簡略化されても残るもの──それこそが、そのモノの本質なのかもしれませんね。