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勝沼のワイナリーは徒歩で巡れるらしいvol2 ~白州蒸留所来訪メモを添えて~


どうも、丹治-Ricky-です。

 私事で恐縮ですが、11/29に誕生日を迎えることができました。祝ってくれる方は「スキ」をクリックしていただけますと嬉しいです。無料ですよ笑

 今年はワインをたくさん飲んで向き合った一年でしたが、来年は頻度をごっそり落とそうと思います。お金が辛いので,,,w

 さて、そんな誕生日ですが、徹夜からの5時間かけて白州蒸留所に遊びにいき、そこから2時間近くかけて勝沼に移動しワイナリーめぐりをしてきました。移動時間は9時間にも及び、ほんとは京王永山駅のGioさんに初訪問したかったのですが、断念しました。

 前回の勝沼ワイン散歩では、勝沼ぶどう郷駅から徒歩でワイナリーを巡ったのですが、今回は1つ隣の駅、塩山駅からのワイナリーめぐりになりました。最終的に勝沼ぶどう郷駅に戻ったので地獄の上り坂をまたしても踏破したわけですが、また違った楽しみ方ができました。

勝沼基礎知識

 以下の記事を参照ください。方々に絶賛されている記事です。

11/29 ワイナリーめぐり

塩山駅

 白州蒸留所の後に勝沼に来たので東京からとは少し勝手が違います。今回塩山駅スタートになったのはたまたま塩山駅終点の電車に乗ったためで、30分待って勝沼ぶどう郷駅にわざわざ行ってもなぁというところからです。

 少し駅周辺を歩いてみるとワインサーバのあるお店がありました。ぶどうの丘からの出張店とのことで4種類1000円の試飲プランをいざ。4分の3が劣化という最悪の結果に幸先が怪しいです(ここで飲むのはお勧めしません)。

マンズワイン(ソラリス)

 資本元のキッコー「マン」'sワインこと、マンズワインです。一日3本のバスは存在しなかったので、タクシー1500円くらい使って到着しました。↑の地図をみてわかる通り、勝沼ぶどう郷駅からは地味に遠いんですよね(もちろん他のワイナリーも遠いですが)。

私はこのワイナリーを長野県メインのワイナリーと思っていましたが、山梨県のワイナリーのほうが古いらしいです。
画面一面にソラリスラインナップ
ヴィンテージワインも置いてありました。
ワインの試飲料金はおおよそ定価の1/10の値段でした。
圧巻。みんなでわいわい試飲したい。
今回の試飲MVP候補。
あー日本のこういう感じねー。という記憶しかないです。ただ、綺麗に作っているワイナリーさんなので最後まで美味しくいただきました。甲州はシュールリー起因のボディ強めでしたね。
こいつらバカうまでした。秘密で🤫


グレイスワイン

 今年2回目の訪問です。2023年vtリリースされたので定点観測兼ねての訪問です。

 このワイナリーはシュール・リーをせずにクリアに仕上げることが強みのワイナリーで、菱山畑では煙や火打ち石の香りを伴う甲州ワインになることが知られています。

映える
甲州菱山畑23とシェーブルチーズのペアリングの提案があったので試しに乗ってみました。ミュスカデと似ててと火打ち石のニュアンスのあるPOUILLY FUISSEとも似てるとか言ってたけど結果は「合わない」。これ出した人説教です。ブリッジ食材のジャムはわかりますが、このチーズが根本的に甲州に合わない。店員は「シャブリっぽい」と紹介してるし…まあシャブリは分かる。
単品単品は美味しかったよ!
マスカット・ベーリーAをシェリー製法で作成しているワイン。マデイラ同様に酸化匂いが強い酒精強化ワイン。少しでいいと言ったのに50ccも注がれて困惑しました。マデイラとシェリーを足して2で割ったようなワインで出来はまずまずですが、自分はBlandy's買うかなぁ。種類多くて飲みやすいし。


MGVs(マグヴィス)ワイナリー

 半導体メーカーからワイナリーに転身した新鋭で2017年オープン。ワイナリーの由来は「Matsuzaka Green Vineyards」から。

 このワイナリーの大きな特徴はなんと言っても製品名。全てのワインにはアルファベットと3桁の数字が記載されており、これを見れは品種、製法全てわかるようにシステム化されているところです。詳しくはこちら

https://mgvs.jp/product/
イケイケな現代風ワイナリー(16:30closeなの注意)
アメリカンな内装に工業製品のようにワインが置かれています。
ワイナリーは外から覗けるstyle
目の前のタンクはシャルマ式に利用されるタンク。勝沼だとマンズワインくらいしか設置していないとのこと(メルシャンとかありそうだが)。シャルマ=簡単に大量生産のイメージがあるが、設備投資に費用がかかるっぽい。余談ですがここのスパークリングの瓶にはと値段には秘密がありまして、、、おっと誰かが来たようだ。続きはワイナリーで聞いてきてください☺️
甲州とMBAロゼ試飲。ここのロゼ、勝沼で一番美味しいMBAかも。現地購入しました。


蒼龍葡萄酒

 1899年創業の老舗ワイナリー。「蒼龍」の由来は、中国の故事で東西南北の守護神の中で東を守る神様で、幸運を呼ぶ神様とも言われているところから。

フランスのプロヴァンス風の洗練されたデザインの売店で、日本の街並みからは少し浮いた風貌。
店内はほとんどワインのみの陳列。高級ワインではなく、テーブルワインの大量生産をメインに実施しているので、都民がお目にかかれない地元流通の一升瓶ワインから品評会で金賞を撮り続けてきた高品質の甲州(それが3000円!)で購入可能。
有料試飲可能。蒼龍のワインは全て綺麗に醸造するため、欠陥臭やナチュールのようなテイストのワインが見当たらない。有料試飲後には蒼龍オリジナルの酒精強化ワインがいただける贅沢っぷり。
現在地下セラーは準備中(自由立入可能)。


帰路

 蒼龍を後ににした私はここから地獄のような上り坂を突破し、勝沼ぶどう郷駅から甲府駅に赴き、ワインを購入し、信玄鶏のラーメンを食べて帰るのだった。

11/29 18時頃の勝沼。誕生日にあるまじきハードワークである。


甲府で有名なあのお店。
夕食
エスプーマしている鶏白湯ラーメン
めちゃくちゃ美味しい唐揚げ。
初めて見た。

 いやー、日本ワインを勉強すると、「メルシャンとサントリーとその他」という構図が激変しますね。山梨のワイナリーは綺麗に作る人が多く、かなり受け入れやすい印象です。たまにお宝が隠れていたりと、もう十分かなと思っていましたが、もうすこしだけ勝沼は深掘りしてみたいです。

ワインはここまで!











余談 白州蒸留所来訪メモ

 最後までスクロールいただきありがとうございます笑

 実は私、午前中は白州蒸留所に行ってきました。実は私、ワインよりウィスキーの方が大好きです。アードベッグ10年とかオーバン14年とかアベラワー10年とか、家で切らした事無いですもん。実は私、ワインを勉強する前は毎年200銘柄3年くらい飲んでいたくらいの狂いで、余市蒸留所、宮城峡蒸留所訪問済みです。実は私、徹夜をかましつつ6時の電車で東京を出て鈍行で4.5時間揺られて最寄駅の小淵沢駅まで行ってきました。こんなところに蒸留所があるんですね。

白州蒸留所の検問を通り過ぎた後の景色


白州蒸留所とは

東京からわずか2時間。山梨県北杜市にある、世界でも稀な森に囲まれたウイスキーの蒸溜所

https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/

※特急を利用しないと4時間超かかります。

 白州蒸溜所は、山梨県北杜市白州町にあるジャパニーズ・ウイスキーの蒸留所。サントリーが山崎蒸溜所に次いで二番目に設立したウイスキー蒸留所であり、周囲を森林で囲まれていることから「森の蒸留所」と称されています。

 白州では主にホワイトオークウィスキー、スパニッシュ(シェリー)オークウィスキー、ピーテッドウィスキーの三本柱をブレンドする事で白州のアイデンティティを形成しています。

アクセス

◾️東京駅↔︎小淵沢駅
・新宿駅で特急乗り換えの場合:4660円くらい
・鈍行で行く場合:3100円くらい

https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/access/

1500円くらいで1,2時間近く時間短縮できるので大学生以外は特急がいいよ本当に、、、最低限の特急で行きたい方は各停しかない八王子駅〜小淵沢駅間だけ特急利用するのがいいかも。

 シャトルバスはどんな形式であれ見学予約した方なら無料で乗車することが可能。タクシーでも行けなくはないけど、2000円近くかかるので可能ならシャトルバス利用した方がいいかなと。裏ルートとして、韮崎駅から蒸留所近くまで行ってくれるバスもあったりする。

https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/access/


見学コース一覧

 有料コースは蒸留施設が見学できるものの、抽選制なのですでに行く予定が決まっている人は無料コースを保険として予約しておくと吉。ちなみに予約しないと中にすら入れないので注意。蒸留所周辺に名所という名所もないので、滞在時間は2時間程度と見積もっておくと良い。

 当然であるが飲酒運転に対し非常に厳しい。施設内の飲酒有無や限定商品の販売は全て入館時に渡され首にかけるホルダーによって管理されている。ことのついでなので話しますが、限定商品は一人1日一本しか購入できず、購入するとホルダーにスタンプ押されるので120%複数購入することができない。

普通に真ん中のどっちかだよね


施設内案内

◼️セントラルハウス(試飲会場)

白州の森を訪れるすべての人にご利用いただける複合的なスペースです。ウイスキーを試飲したり、お土産を選んだり、ただぼーっとくつろいだり。自由な時間をお過ごしください。

来場制限していることもあり、かなり広々と利用できる。
注文はタッチパネルにて。バカ安セットメニューがお勧め。
バリエーションは豊かだが、海外産のスコッチは少なかった印象。4年前余市蒸留所行った際にブナハーブン25年を飲んだ時の衝撃たるや。
受け取りカウンターがシャレオツ
NA12年18年飲み比べセット。18年より今の12年の方が好みかな。目の前にいたスタッフさんにスパニッシュオークのウィスキーぶっかけられてから仲良くなって色々裏ネタ教えてもらえた。
裏面
チルショット1
チルショット2


◼️セントラルハウス (GIFT SHOP)

白州蒸溜所やサントリー天然水のオリジナルグッズ、アパレル商品などを取り揃えています。ウイスキーをお求めいただけるのは、場内では当店でのみとなっております。

これ次回5セット買います。
限定ウィスキー


◼️ウイスキー博物館

ウイスキーにまつわる古今東西の貴重な資料が眠る場所。サントリーウイスキーの歴史や白州の森の成り立ちなどを解説・展示しています。

販売当初の角瓶。どうしても揮発はしてしまう模様。
当時の赤玉ポート
ラインナップごとの色合いとフレーバーの変化
各樽の熟成期間による色の変化
勢揃い


◼️Hakushu Terrace

白州 森香るハイボールや地域の果物を使ったジュース、釜焼きのピザなど、白州の森を味覚で愉しむレストラン。2階のフリースペースでは、テイクアウトメニューと森の空気を存分に味わっていただけます。

エモ
白州水割りと一緒に。

余談の余談

 蒸留所見学の競争率が高い白州ですが、蒸留所見学するだけなら宮城峡蒸留所の方が無料で競争率も低いです。さらに、地図で見ると遠く見えるものの、新幹線移動なので鈍行で白州蒸留所に行くのと同じくらいの移動時間で宮城峡蒸留所まで行くことができます。秘密にしといてくださいね。


あれ、なんか余談の方が本編のような…w

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