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ジュヴレシャンベルタンのグランクリュ攻略
丹治です。
表題の通り、攻略虎の巻です。ジュヴレ・シャンベルタン(以降、GCと略します)覚えるために調べた内容を数分で得られるように圧縮しました。もうGCのGCは怖くない。
ところで、IPアドレス「183.79.250.251」はどのドメイン(サイト)を指名しているかわかりますか?誰もが一度は利用したことのある有名サイトです。
「www.yahoo.co.jp」です。上記IPアドレスはドメインという文字列に変換されて我々の目に入ります。さて、どっちが覚えやすいでしょうか。後者ですよね。単なる文字情報より、そこに何かしらの意味を付与してあげた方が人間の脳は覚えやすいです。地名はその土地を表す言葉だと思っていて何かしらの意味があり、今回はそこからアプローチしています。
攻略① 名称
名称は頑張って覚えてください。()は語源です。
ジュブレ(村名)・シャンベルタン(ベルタンさんの畑)村
リショット(岩)・シャンベルタン
マジ(小さい家)・シャンベルタン
シャンベルタン・クロ・ド・ベース(修道院名)
シャペル(礼拝堂)・シャンベルタン
グリオット(灰色の岩)・シャンベルタン
シャンベルタン
シャルム(魅力)・シャンベルタン
ラトリシエール(荒れた土地)・シャンベルタン
マゾワイエール(語源不明でしたHELP)・シャンベルタン
攻略② 位置情報
位置を理解しましょう。ワイン地図を開いていただくとわかるように、GCには9つのグランクリュがあり、北から2,3,2,2と並んでいます。GoogleMapで地形を表示すると西側に山があり、標高が西から東に下がっていくことがわかります。
ここら辺は作物が育てにくい岩がゴツゴツしている土地です。そのため「岩」を語源にもつ畑名が多く、GCとモレサンドニのリショット、ロッシェは岩という意味です。
攻略③ エピソードで覚える。
※覚えやすいように話を作っているのでフィクション感覚で読んでください。
シャンベルタンという畑が開墾されました。ベース修道院はシャンベルタンの一部を自分の畑として囲み(=Clos)んでいます。囲んだ畑以外で採れたブドウを修道院様の畑で採れたブドウと名乗れませんよね。イエス様に怒られます。
シャンベルタンを中心として畑は作られていきます。ベース修道院の礼拝堂(シャペル)があったところも良質なブドウ畑になりました。その畑の中でも一際異彩を放っていたのは灰色の岩が露出していた土地です。ここは別途グリオットシャンベルタンと名付けました。
シャンベルタンの北はゴツゴツと岩(リショット)があり、その下には小さい集落があったようです。
ブドウ畑は作物が取れない土地に対して行う最終手段のようなものです。どうしようもない(ラトリシエール)土地でもシャンベルタンに近いのであればワンチャン良さげな畑になりそうです。
シャンベルタンのすぐ下にある畑というのはシャンベルタンで育つブドウが吸収する成分がそのまま流れていくわけなので魅力的(シャルム)です。やはりシャンベルタンから離れていても魅力的な畑にあやかりたいわけです。そうすると自分の土地の名前を捨ててまでシャルム・シャンベルタンと名乗る自虐的(マゾ)な生産者もいるわけです。最近は知名度が増してきたことにより自分の畑を名乗るようになっているようですが。
※マゾワイエールはマゾヒストの意味はありません