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アステラス製薬の社員はなぜ捕まったか。私の推論。 谷崎光のインサイド・アジア

 アステラス製薬の男性、10月に正式に逮捕されましたね。

 彼を直接取材したことのある私の記事は以下の通り。
今、中国にいる日本人は本当に怖いと思う。

 いや、留学生とか普通の若手社員はそんなに心配しなくていい。
 もちろんうっかり軍の施設の写真を撮るとか、買春等不法行為をすれば捕まる恐れはある。
 でもね、誤解を恐れず言えば、そういうのは本人に特に他の問題がなければ釈放される(だからといって多少の悪さは大丈夫と思わないように。記録は残るし何か別件に使われるかもよ。今は慎重に!!!)。

 一方、現在もっとも怯えているのは幹部駐在員でしょう。

 前編に書いたアステラス駐在員のやっていた事は正直、中国語のできるベテラン幹部になれば多くが? やっている。そうでないと仕事が回らない。

 そして彼が中国で特に高度なスパイ活動をしていたとは私には思えない。

 彼は本来は製薬会社の営業社員だったわけで、技術者や政治関係者ではない。軽いから中国の政治家に役にたつタイプではない。

 また中国側が日本の情報を欲しがった説も時々見かける(薬の情報や現地の日本社会情報などと書いていた人がいた)。が、これは実際、今中国と関わっている人はどっちも笑ろてまうわな。
 日本人、自信過剰になってはいけない。
 中国は別に彼からでなくても簡単に情報が取れる。専門知識のある中国人からもっと正確にもっと深く……(怖っ!)。

 では、なぜ彼が拘束されているのか。以下、私の考えです。

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