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イベント情報&映画制作現状報告・メイキング

制作中の映画、「スパイア 蠱毒の妖姫」第二話の予告編を先日公開しました。

制作進行が遅々としており、応援していただいた方、ご支援いただいた方々、大変申し訳ありません。

ご視聴いただいた方から良い言葉もいただけ、せっかくなのでどうせ時間がかかってしまっているなら良いものを作りたいと、少しずつながら予算集め、撮影、制作と進めております。


現在、第二話を撮影し編集作業中ですが、二話の前半部分を9月に行なわれる「島田つき洋画イラスト展」で先行公開致します。

※本作、オープニングアニメを制作していただいた島田つき先生の活動10周年の企画展示です。


島田つき先生作画・編集のオープニング(第一話より)

展示内で映像上映がありますが、その中で今作の第一話と二話の冒頭を流す予定です。

イベント詳細は上記画像とこちらを参照

【会場】
海とくらしの史料館 二階展示室
(〒684-0016 鳥取県境港市花町8-1)

【日時】
2024年9月5日~19日9時半~17時(最終日12:00まで。受付16時半まで、火曜休み)


一話では室内での会話シーンが中心でしたが、二話からは物語が動いていきます。
制作体制を見直した為、二話の尺自体は一話より短くなりますが、その分、一話よりロケーションや特撮など密度が濃いものにしていきます。

ドラマパートの撮影風景を紹介。

メインキャスト、三崎玲花役の才子さんと蝶野和也役の山岸赤夏さんの撮影。

お二方の撮影はスマホ二台と、ビデオカメラの三台同時撮影で行なっています。

この日は風が強かったり、気温の変化が激しく大変でした。
天候に左右されるのは外ロケの難しいところです。

ちなみに第一話の公園からのシーン途中から雨が降り出し、移動するカットがありますが、あれも本当に雨が降ってきたことによるものです。
(あの日は、天気予報が微妙なラインだったので、雨が降った場合、移動できるようにプランを考えていました。結果的に、歩くだけのシーンから画に変化ができ良かったかなと思います)


シーン変わって、古墳で撮影。
この時は、打って変わって熱中症になりそうな快晴、日差しの強さでした。

こちらも三カメラ同時撮影で、アップ、引きの画等、様々な画角から撮影。編集で、良い画を選んで繋げていきます。

イベントや演劇の撮影方法に近い撮り方です。
私や主演の才子さんは元々、演劇やイベントの経験が多いのでそちらも活かしてドラマ制作していきます。


月光工業社員、遠藤竜也役のPhantomさんのシーン。

この日も、天候が少し悪かったですが、したたる雨がジメッとした雰囲気を演出してくれました。

皆様、個性の強いキャラクターをイメージ通りに演じてくれていますので、お楽しみに。


二話ではメインキャスト以外の撮影も多数ありました。

第一話にて、戦前にスパイアと軍が交戦したという話が出てきましたが、その回想映像が二話に出てきます。

スパイアと戦う日本兵を演じるのは大上ケントさん。

軍隊とは言うものの、実際に大勢の役者を集め、人数分の衣装、小道具を揃えると予算やスケジュール合わせが大変なことになるので、大上ケントさんに複数の兵士を演じて貰い、それを合成で増やすという形に。

下記画像に写っているのは全員、大上ケントさんです。

モノクロにしようかと思っていましたが、色あせたカラーフィルム風も悪くないなと迷い中。

こちらのカットは背景にスパイアを合成します。

トイガンで撮影した動きだけの映像に、後から画像処理で発砲の火花と煙を合成しています。

※編集の紹介ショート動画


こちらのシーンは、絵コンテを描いてそれに合わせて撮影。
ラフなイメージ画ですが、上記の写真と比較すると、かなり忠実に画作りできたかと思います。

自由に撮るパターンと、撮りたい画をがっちり決めて撮影するパターン、役者やシーンによってベストの手法を使い分けています。



今回、個展をする島田つき先生。
実は本編にも少しですが、出演しています。第一話の冒頭でスパイアに襲われた女性です。

そして、この女性は第二話にも出てきます。



今回はいくつか小道具も制作。
まずは主人公、三崎玲花の使うスマートフォン。

映画において通信機器というのは時代が出るツールです。一昔前の映画だと、他はそんなに変わって無くてもガラケーを使っていたりすると、ちょっと時代の流れを感じます。

そういう部分で、ふと現実に引き戻されるのを避けたいのと、少しレトロな世界観にスマホがあまり合わないような気がしており、いっそのことオリジナルの通信機器を作ってしまおうと考えました。

木枠やレジンを着色して制作。

完成。和風かつ、昭和から平成にかけてスマホがあったらというイメージ。


同じコンセプトで、月光工業の遠藤竜也の通信機器。こちらはより無骨で工業製品的に。


遠藤竜也が食べるホットドッグのデザイン。こちらはAIで制作。

作中の土着の宗教における護符と形代。
(デザイン:よろず屋ちょもーねこ)



撮影した映像素材を元に編集作業を現在進めています。
特撮パートは、一コマずつ、かつての光学合成をイメージしてエフェクトを書き込んでいきます。

派手にビカビカ光るビームが怪獣映画の醍醐味だと思うので、かっこいい感じに仕上げたいです。


現在は、上記の撮影素材などを編集しつつ、第三話のシナリオを並行して執筆、必要な小道具や画像の準備をしています。

完成次第、随時、ネットで公開していく予定です。


島田つき先生の個展は、映像だけでなく、素晴らしい絵画も多数展示されていますので、皆様、是非、足を運んでみてください。

私も、期間のうちいくらかは会場に顔を出そうと思っているので、お会いできたら幸いです。




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