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バラ・マーケットで食べたもの

ロンドンで行ってみたかった場所のひとつに、「バラ・マーケット」がありました。

歴史あるマーケットで、ヨーロッパの各国から旬の食材が集まってくるとの事で、ぜひ訪れてみたいなと思い、行ってみました。

別に食通とかではないですし、何か詳しいわけでも全然ないのですが、その国のスーパーマーケットとか、市場とか、そういう食生活や食文化が感じられる場所って、好きなのです。

到着したマーケットは、結構な人の量!
ちょっと人酔いしそう、と思いましたが、うまく人の密を避けつつ、色々物色したり、写真を撮ったりしていました。

これ良いな、とか、これ美味しそう、とか、色々あるのですが、貧乏ジャパニーズとしてはどんどん手は出せず、ヨダレだけが足まで伸びていくだけでした。

…ふと、突然目の前に、奇妙な動きをする人の群れを目撃しました。

綺麗に長蛇の列をなす人間(9割女性)の群れ。
スルスルスル〜っと、列は真っ赤な何かに吸い寄せられ、最終的には何か茶色いものをゲットして、皆散り散りに去っていくのです。

まるで「ベルトコンベアーにでも乗ってるの?」と言わんばかりのその流れる動きが妙に面白く、その赤いものの正体を確認しに近づくと…

苺でした🍓。

透明なカップに敷き詰められた、大粒の苺。
その苺に、なんとチョコレートソースがダラダラ〜っとかけられて、販売されていたのでした。

苺だけでも大粒で美味しそうなのに、
そこに大量のチョコが、ぶっかけられていきます

並ぶ列の途中で、スタッフがカードで支払いを受け付けています。お客は右手にカードをもって流れていき、立ち止まる事なくピッピッと支払いを済ませていきます。(ロンドンはほぼカードで会計の世界でした。パリもですが)

長蛇の列なのに、並んでから苺のチョコレートソースがけをゲットするまで、1分もかかっていない気がしました。

…こんな効率良く、どんどんお金が稼げているその姿を見て、なんだかすごいなぁ苺…と感心していました。

そして、気がついたら私も列に並んでおりました。

買っちゃいました。

こんなの、日本でも食べれそうなのに!
でも、見ていたら無性に食べたくなってしまったのです🍓。

この苺…すんごく、美味しかったです…。
チョコがまた濃厚で、ひんやりしている苺にいい感じで固まって一体化しており、最高でした。

バラ・マーケットで食べたのはこれだけですが(お土産は買いましたが)、苺のベルトコンベアーに乗っかっといて、良かったなぁと思いました🐕。

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