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描く目的

何のために描くのか。

青山塾の入塾前。
説明会で講師の先生方に自分の絵を見せた時に、「絵をなんのために描いていきたいですか?」と聞かれたことがあります。

私は仕事もしていて、転職を考えているわけでもなく、年も結構いい年なので、今からイラストレーター1本で食っていきたい!というタフさも野望もありませんでした。

とっさに出た答えは、
「趣味でもいいので、自分が納得いくよう、絵を極めたいです」
でした。

プロを目指している方達の中で、なんて中途半端なこと言っているんだろうと少し思いましたが、とはいえ嘘を言ったわけでも無いな、と思いました。

今まで趣味でイラストを描いてきて、楽しいけど…どこか作品の魅力が薄いと感じていました。

レベルアップしたいな、もっと自分で自分の作品に感激したい。

その後入塾し、学びつつ作品をいくつも作っていくと、色々な評価をいただきました。嬉しい評価もあれば、難しく思う評価もあったりします。
つい、褒められる事の多い・少ないや、それによる結果を気にしてしまい、自分はなぜ絵を描き続けたいのか、よく分からなくなった事がありました。

ある日、好きな甘味を食べながら、自分と会話してみました。

「何のために描きたいのか?」

「自分で自分の作品に驚きたい」
「自分の作品をもっと好きになりたい」
そう思いました。

自分で自分の作品を好きでいられる上で、いろんな人にも好きになってもらえたり、評価していただける事が1番だと、思いました。

そのためにも、塾での教えやアドバイスを大切にしたいです。沢山のヒントを毎回いただけます。…気がつけば、もう残り半年もないんだなぁ。

絵を描く目的がなんとなく腑に落ちてから食べる甘味は、いつもよりちょっと美味しかったです。🐕

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