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ロストレガシーライセンス対応カードゲーム制作記(第1回)見切り発車編
本noteの趣旨はボードゲーム制作なのですが、出来心で先日、ゲーム専門学校の学生に向けた内容の投稿をしたのでした。
で、ですね。
そこで、こんなことを書いておりました。
誰もが知っているゲームを、どうアレンジするか。
これって、プロでも難しい。けど、だからこそ力量もセンスも問われます。
つまりゲームがまともに動くまでに時間をかけるのではなく、面白くするための工夫に時間と労力を使うわけです。
言うだけなら誰にでもできるんだよぉ!
ハイ、偉そうなこと言ってスミマセン。
というわけで。
さっそく伏線回収とまいりましょう。
今回はブーメラン回。自ら実践し、それをレポートする試みです。
ただし作るのはカードゲーム。PCゲームでなくて恐縮ですが、本質的には変わりませんので、こちらを使ってやってきます。
なお予定調和はございません。
いつも記事も読んでいただいている方にはおわかりかと思いますが、毎度次回予告との整合がとれてないし、行き当たりばったり式発想法とか言っちゃってるくらいなので。
LIVE感重視というと格好つけすぎですが、気の向くままに運用しているのが、本noteなのです。
ロストレガシーライセンス
世界を股にかけ大ヒットしたカナイセイジ氏のラブレター。それを木皿儀隼一氏がアレンジして作ったロストレガシー。
そのロストレガシーですが、ガイドラインを守ればシステムやデザインを流用したゲームを大手を振って流通させることができる制度を設けているんですね。
つまり今回は、その制度を利用したチャレンジになります。
なお詳細はリンク先を参照していただきたいのですが、ロストレガシー製品紹介から一部抜粋するとこんな感じ。
『Love Letter』のシステムを受け継いだ冒険と探索のカードゲーム!
■人数…2~4人
■時間…10分
■年齢…10歳以上
■内容物…【基本セット:星を渡る船】・カード×16枚 【拡張セット:空中庭園】・カード×16枚
極めてシンプル。そこがウリ。よって下手に要素を足そうものなら「ちがう」と突っ込まれるのは必定です。こわいですねぇ。
またガイドラインには下記のとおり記載があります。
■ルール改変について
・カード構成(番号と枚数)
・手番の行動(手番では1 ドロー、1 プレイ)
・勝利条件(失われた遺産を探す)
a:上記を順守している物を「ロストレガシーライセンス」として認定します。
b:a を満たしていても、既存の『ロストレガシー』シリーズに収録されているカード構成、かつ効果内容が同一の物は認定しません。
c:a を逸脱する場合、運営と制作希望者との間で協議を行い解決します。
改訂版のニューロストレガシーには入れ替え用のカードがあるため、ある程度の融通が効くのかもしれません。規定じゃなくてガイドラインなので。
いざとなったら、そのときは問い合わせてみましょうか。
マイルストーン
さてハラが決まったところで、どんな感じで進行するか。
まずはざっと、工程を書き出してみました。
プロジェクト発足 ←イマココ
コンセプト立案
とりあえず作ってみる(プリプロ版)
テスト
課題リストを作る
シリーズを俯瞰、分析する
課題解決しつつシリーズとの整合をとる&差別化をはかる
完成形をイメージしつつ作ってみる(α版)
テスト
プロジェクト続行/中止を判断(たぶん別の企画が同時進行してるのでそれとの比較も)
修正しながらアートを載せる(β版)
テストと修正を繰り返す(ブラッシュアップ)
同時にプロモーション計画を練る
同時に取説とパッケージを作る
完成(マスター版)
生産
販売
なおこれを思いついたのが10月4日。
で、たまたま10月12日に友人と会う予定があるのですが、できればそこでテストをしたい。
となると、一週間程度でプリプロ版を作るスケジュール。
いちおう働き盛りの社会人なので、わりとガチで余裕ないんですが、締切が近づくほど集中力を発揮するのがクリエイターってもんだ。と己を鼓舞して、やれるだけやってみましょう。見切り発車できないやつはチャンスにも乗り遅れるのさ。by Zvim。
次回予告
ギミックとモチーフ、どこから手をつけよう。
ゲーマーと非ゲーマー、どっちを向こう。
テーマを定め、インセプションデッキを作った方がいいのか。それとも勢いのまま作り始めた方がいいのか。
まずはそのあたりからですね。
といったところで、次回へつづく。
どこで区切るかは未定ですが、工程2~4の範囲でレポートしたいと思います。
追伸。
書きました。「スキ」してから続きをどうぞ!