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「製作」「制作」「作成」「作製」/「資料」「試料」の違い~正しい言葉のトレーニング~
ものづくりの研究室では、新しい実験装置を「せいさく」することもあります。実験の進行がスムーズになるように、実験の手順書を「さくせい」したり、データ収集システムを「さくせい」することもあります。実験装置を使って様々な「しりょう」を「さくせい」します。実験結果をもとに「しりょう」をまとめ、卒業論文の「さくせい」に取り掛かります。
さて、上記の「せいさく」「さくせい」「しりょう」を正しく記載できますか?Copilotに聞きながら解説しましょう。
製作と制作と作成と作製の違い
制作(せいさく)
芸術作品やクリエイティブなものを作ることを指します。例えば、絵画、映画、音楽、テレビ番組などです[1]。
例: 「映画を制作する」「絵画を制作する」
製作(せいさく)
形が決まっているものや実用的なものを作ることを指します。例えば、機械、家具、文房具などです[2]。
例: 「家具を製作する」「機械を製作する」
作成(さくせい)
文書や計画、システムなど形がないものを作ることを指します。例えば、報告書、企画書、ソフトウェアなどです[2]。
例: 「報告書を作成する」「計画書を作成する」
作製(さくせい)
製作とほぼ同じ意味ですが、規模が小さい場合に使われることが多いです[2]。
例: 「模型を作製する」「標本を作製する」
これらの違いは、作るものの種類や規模によって使い分けられます。何か具体的な例で迷っていることがあれば教えてくださいね。
References
[1] 「製作」と「制作」と「作製」と「作成」の違い|使い分け方を解説 – 明日のネタ帳
[2] 「制作と製作」「作製と作成」の違いは「何を作るか」だけ!|楽しく学ぶ日本語!!
資料と試料の違い
資料(しりょう)
情報やデータを提供するための文書や書類を指します。研究や調査、学習のために使われることが多いです[1]。
例: 「研究のための資料を集める」「会議の資料を準備する」
試料(しりょう)
検査や分析に用いるための物質や材料を指します。実験や科学的な研究で使われることが多いです[2]。
例: 「水質検査のための試料を採取する」「試料を分析する」
簡単に言うと、「資料」は情報を提供するためのもので、「試料」は実際に検査や分析を行うためのものです。文脈によって使い分ける必要があります。
[1]: ある在宅ワーカーのつぶやき [2]: goo国語辞書