ICMOVPE-XXI@ラスベガス
2024年5月13日~17日に米国ラスベガスで開催された国際学会21st International Conference on Metal Organic Vapor Phase Epitaxy (ICMOVPE-XXI)に,博士課題3年生の池田和久君と2人で参加し,2件の口頭発表を行いました.
口頭発表を行いました
Epitaxial Growth of AlGaN/AlN Multiple Quantum Wells (MQWs) by Metalorganic Vapor Phase Epitaxy for Far-UV Second Harmonic Generation
Shahzeb Malik1,2, Masaaki Ito1, Hiroto Honda1, Ryosuke Noro1, Kanako Shojiki3, Hideto Miyake2, Masahiro Uemukai1, Tomoyuki Tanikawa1 and Ryuji Katayama1;
1Osaka University, Japan;
2Mie University, Japan; 3Kyoto University, Japan
AlGaNにかかるピエゾ電界を利用した遠紫外第二高調波発生デバイスを提案し,構造設計とスパッタアニールと有機金属気相成長を用いたエピタキシャル成長について報告しました.
Interlayer-Free GaN Epitaxial Polarity Inversion by Metalorganic Vapor Phase Epitaxy
Kazuhisa Ikeda, Masahiro Uemukai, Tomoyuki Tanikawa and Ryuji
Katayama;
Osaka University, Japan
光パラメトリック下方変換を利用した光子対発生デバイス応用に向けて+c-GaN/-c-GaN極性反転構造を有機金属気相成法を用いて作製し,中間層フリーで極性反転する技術を確立しました.
池田君,初めての海外発表
観光~アンテロープ&グランドキャニオン~
ラスベガスコンシュルジュを利用してアンテロープキャニオン,グランドキャニオン,セドナを訪問しました.
VISA問題~マリック君渡米できず~
1件目の発表は,筆頭著者のマリック君に海外で発表してもらうためにICMOVPEに投稿してもらったのですが,VISAの許可が下りず,米国渡航を断念…ということで,私が代わりに発表することになりました.理研のKhanさんも同様にVISAの許可が下りなかったそうです.それだけでなく,中国からの投稿もほとんどなく,北京大学のJu先生を含めて2名のみ.国際問題なので仕方ないとはいえ,専門でアクティビティの高いグループが参加できないのは非常に残念です.プログラムを見ると米国と中国の共同研究もそれなりにあるし,もったいないですね.
次回はチェジュ島
次回のICMOVPE-XXIIは韓国のチェジュ島.チェジュは2009年に窒化物半導体の国際学会ICNSで訪問した思い出があります。焼肉、刺身、マッコリ、美味しかったなぁ〜…
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