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御朱印帳がふるさと納税の返戻品とは粋な福岡県久留米市
福岡県久留米市の久留米絣の御朱印帳
福岡県久留米市の久留米絣(くるめがすり)は、日本三大絣のひとつで江戸時代から続く歴史ある綿の織物です。
絣とは文様がかすれて見えることからその名前がつきました。
久留米絣の発祥は1800年頃、井上伝という13歳の少女が生み出した技法です。
井上伝は、綿の着物を着古すうちにいい感じにところどころがかすれていくのを見て、なぜあんな風になるのかと疑問に思い、生地をほどいてみた所、糸がまだらになっていたことが分かりました。
じゃあ、最初に糸をまだらに染めて生地を織れば、あんな風な味わいのあるカスレになるのではと思い付き実行に移したのでした。
井上伝が作った絣は大変な人気となり、江戸時代に倹約令が発令された時にはおしゃれな綿の着物として人気を集めました。また、作家の太宰治は惜しげなく着られる着物として大変気に入り愛用していました。
最近では着物を着る人が少なくなってしまいましたが。久留米絣は着物の生地の他、形が現代風なモンペやテーブルクロス、座布団・クッションのカバーとしてなど多くの用途に使われ伝統の技を今に受け継いでいます。
そんな中、福岡県久留米市は久留米絣を表紙に使った「御朱印帳」をふるさと納税の返戻品とすることにしたわけですね。
もともとふるさと納税は、自分の出身地を応援したいという発想からできた仕組みですが、自分の出身地でなくても「この地域を応援したい」という気持ちがあればどの地域でも応援することができます。
中にはテレビやパソコンなどその地域とはあまりつながりのない物品を返戻としている所もありますが、福岡県久留米市の久留米絣の御朱印帳は、地域の特性を生かし、伝統の技を継承させるという意味で申し分のない返戻品セレクトですね。
絣ではありませんが、下記の記事でオリジナル御朱印帳作製の情報をまとめています。合わせてご覧になってください(^▽^)/
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