環境づくり
環境を創るということを考えてみたいと思います。
社員さんが安心して働く・夢をもって働くための環境は大切だと考えています。
ただ…そのために仕組みを作ればよいとか設備を整えればよい
ということを言うつもりはありません。
もちろん、そういった環境を作ることは大切ですし必要となるのかもしれません。
まず大切なのは社長の想いや信念・理念またビジョンといったことになります。
やはりなによりも大切なのは「やり方」より「あり方」だと改めて感じます。
人は、今の悩みを解消したい
もっとスキルアップしたい
もっと成長したいと考えたとき
どんな思考・行動になるかと言われれば
ほとんどの方がやり方・方法を探し求める傾向にあると思います。
世間の情報や取り扱う記事というものも
成功者の具体的な成功事例ややり方がほとんどということ
もありますし今の状況をもっと良くしたい・改善したいと考えたときには
今すぐやれるということを勉強しようとする傾向があると思います。
もちろん何もしないという人より何かを学ぼうとしている
人は絶対に何かを変える力を身につけていくと思います。
特に情報を探し勉強しようという姿勢のある方は
自分が成長するために時間やお金を投資できる方なので何とかなるとも思います。
ただ一度考えてみていただきたいのは…
そのやり方を扱うのは人でありトップである経営者です。
成功者の方がそのやり方で成功したのは
その方だからできたということだということを。
やり方のみに着目して勉強したり真似をしてやって
うまくいったという話しはあまり聞きません。
もしやり方でうまくいくなら成功者の本を読んだり
ネットで検索した方は全員成功しますよね。
同じやり方でも結果は様々というようになるのは…
やっぱりそのやり方を扱う人の想いや目的・考え方といった
それを扱う人の差だと思います。
つまり人・経営者のあり方が大切だということです。
あり方というのは目には見えないものです。
経営者自身のあり方を表現するために
目に見えるやり方・方法があるのだと思います。
ですから本来はあり方を自覚しあなたの色や個性で
自分らしいことをやっていくのが一番成功するのではないかと思います。
まだ経験がなかったりようですることで色んな情報を得ようとしたり
勉強しようと考えること自体は間違いではないと思います。
むしろすすんで情報を得ようとすることは素晴らしいと思います。
あり方である理想や信念・目的を意識したうえで
学ぶことさえできればいいと思うのです。
こう考えると情報の受け取り方が変わります。
自分の中に明確な尺度となる、
また取捨選択するためのモノサシがあるのですから。
今の状況をもっと良くしたい
ピンチを乗り越えたい
と考えセミナーや講習に参加したり本を読んで勉強するときに
その成功事例にのみを捉え、うまくいけばなんでもいい
といった姿勢で参加し取り入れてしまうケース・・・
ご自分の理想や目的を見失うというのもよくある話しです。
ですが仮にそのやり方で運よくうまくいったとしても
短期的なものとなり身につくことはないと思います。
たまたまヒットしたということですからまた新たなやり方を探しはじめます。
これを繰り返すようになると残念ながら完全に迷子状態となると思います。
長期的に成功している方は必ず信念・目的をしっかりもっており
何をするにもブレずに取り組んでおられるように感じます
釈迦に説法と感じられるかもしれませんが
自分自身の価値観や信念、生きる目的、もっている天命・使命・役割など
大切にしたいあり方を再度認識したうえで
具体的なやり方・方法を身につけ環境を創っていただければと思います。