![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96115475/72f333355e46b0bc78bfa928227378d2.jpg?width=1280)
![](https://assets.st-note.com/poc-image/manual/note-common-images/production/illust/empty_store.png)
商品はまだありません
商品はまだありません
絵画の価値について、その絵画の審美性を重要視したのはカントだそうだが、放送大学の青山昌文先生は随分異なりその絵画の持つ背景や歴史、いわれ、表象等々が関係するとか、一方 絵画の価値は愛(思い)が感じられるか否かとも、、。ゴッホの絵を見て、絵画の価値は一層分からなくなる。絵画をビジネスにしている人にとっては 需要と供給、、、。時代の波もあるようだ。野見山暁二さんの絵は? このマガジンでは、こういった回答のないようなことをメモし記してみる。静子さんの絵について云えば、愛にあふれた絵で、シャガールを彷彿させる。私にとっては、、。
「愛」だけを信じて夫の夢と共に生きた谷垣静子、 故郷松本を後にして、引っ越した地はアフリカのニジェール。 砂漠の縁(へり)の厳しい地に住みながらも生物の力を感じ、 砂漠の中では人を寄せ付けない景色の中に究極のフォルムを見出す。 自然、草木、動物そして人々からは強いインパクトを受けながら、 その感じ取った景色とフォームを彼女のイマージで描き続けた。 愛の息吹を吹き込まれた絵画たちが見る者に愛を語りかける。
トワレグ(touareg/仏 tuareg/英) 「砂漠の民」とか「青い男」とも呼ばれるトワレグ(トゥアレグ)の人々、 静子さんはニジェールを旅する際に、多数回トワレグに会っている。サハラ砂漠の旅ではトワレグの案内人たちと寝食を共にし10日間ほど過ごしている。 砂漠では、方位磁石よりもトワレグの方が心強い。目印もないのに方向を見極め、急変する天候や砂の特性にも詳しく、道のない砂の上を巧みに運転してくれ、目的地に連れて行ってくれる。サハラを共に旅すれば、トワレグのカッコよさは一層輝く。静子さんの描くトワレグも、実にカッコ良い。 ・・かと思うと、ボロロの人々のように美男コンテストで求婚を競う人々も砂漠に生きている。砂漠に生きる人々を静子さんの絵とともに探ってみる。
谷垣静子さんの作品が紹介された企画展の様子と予定等を掲載します。彼女の活動は、これまで「ニジェールの外科医 谷垣雄三・静子夫妻を知る企画展」として、故谷垣雄三医師のニジェールにおける活動と共に紹介されてきました。それというのもお互いの活動は切り離すことのできない、精神的なつながりと影響を与え合い、互いの活動を高めていったと思われるからです。 尚「谷垣夫妻企画展報」は谷垣雄三・静子夫妻記念事業実行委員会の川本会長による執筆をHP用に変換したものです。
静子さんのスケッチブックを数えてみた、25冊、、まだ他にもありそうだけれど、アフリカのニジェールで最初に使用されたのはどうやらこの黄色と黒色のSketch Bookが年代的にも一番最初と思われる。 スケッチブックには静子さん自身の書いた説明やメモ代わりのような素描もある。スケッチの方が文字よりも後で見て分かりやす場合もある。そしてスケッチブックの表紙には、後日ご主人である谷垣外科医が記したメモが几帳面な字でラベル用紙に貼り付けられ、整理されている。 スケッチブックに記されたメモとデッサンから人と自然の風景を読み取り、静子さんの思いと伝えようとしたことを思い描いてみたい。 以下:《谷垣外科医のメモ》は左のような二重山かっこ《 》で、 〈静子さんのメモ〉は一重の山かっこ〈 〉で引用してみる。