見出し画像

ゼロ・サーチでできること

火種や未病の段階で異常を推定することができる

ゼロ・サーチはバイオレゾナンス医学において人間のエネルギーボディを診るために必須のツールです。エネルギーボディを診ることで、様々な病気や症状の原因を推定することが可能です。西洋医学では血液検査や画像検査を用いて物質的な異常の有無を確認することで、病名の診断もしくは病態の把握を行い、それらに応じた治療法を決定していきます。一方で、血液検査や画像検査では捉えることができない微量もしくは微小な異常による体調不良や未病の段階において、西洋医学では不定愁訴と判断されることも多く、ややもすると抗不安薬などを処方されることになりかねません。ゼロ・サーチを使うことで、未病の段階さらには未病以前の火種を抱えた段階においてエネルギーレベルで5つの病因(金属汚染・電磁波・化学物質・潜在感染・精神ストレス)に基づいた異常を推定し、症状を改善したり、未病手前で予防するなどの解決策につなげることが可能となります。

炎症の原因と治療法を推定する

頭痛・腰痛などの症状を抱えた部位をゼロサーチで診てみると、そこには、TNF(Tumor Necrosis Factor)と呼ばれる、マクロファージが産生する炎症性サイトカインの共鳴を必ず認めます。次に、TNF-αがでている原因を探っていくのですが、例えば弱毒菌の潜在感染を疑った場合には CRP(C-Reactive Protein)の共鳴を診ていきます。CRPの共鳴が確認された場合、それが具体的にどういった弱毒菌によるものなのかということをさらに追求していきます。メチルメルカプタンの反応があれば歯周病菌の潜在感染が推定されますし、インフルエンザ桿菌やヘリコバクター・ピロリそしてマイコプラズマなど様々なコードをレヨメーターを併用しながら推定していきます。 ウィルス感染を疑った場合は、ウイルスゲノムを取り囲むタンパク質の殻であるcapsidの共鳴を確認します。真菌感染を疑った際にはエルゴステロールの共鳴を確認します。寄生虫感染を疑った際には IL-5のコードを確認します。こうやって、まずは大きく標的を捉えて、その後具体的な微生物を推定していきます。刺身・果物・生野菜などの生もの摂取が多い方は必ずといっていいほど、ヘリコバクター・ピロリや糞線虫といった弱毒菌の潜在感染が認められます。重金属汚染や化学物質による汚染なども併存している場合、潜在感染がある部位に炎症を起こし違和感や痛みを症状として感じることがあります。そのような場合、まずは潜在感染の治療を優先し痛みを起こしている炎症を鎮静化させていきます。治療は抗生物質、漢方薬・生薬、サプリメントを用いることが多いですが 、どの治療薬が有効であるかということを調べる際に、ゼロサーチを使ってTNF-αやCRPもしくは弱毒菌の共鳴がキャンセルされる薬剤を選択します。さらにその薬によってアレルギー反応を起こさないか推定するために胸腺と肝臓でIL-4が出現もしくは増加しないか確認することで安全性を担保します。ゼロ・サーチを用いたバイオレゾナンスメソッドにより、症状を緩和するための原因治療に関して、より有効性を高め、より安全性を担保したものとすることが可能となります。

アレルギーの原因と治療を推定する

慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、慢性鼻炎などアレルギー性疾患を診療する際には胸腺、肝臓、空腸、そして病変部位におけるIL-4の共鳴を確認します。アレルギー性疾患の場合、ほぼ間違いなく重金属と化学物質による汚染が推定されるため、胸腺、肝臓、空腸、病変部位における水銀・パラジウム・アルミニウムなど重金属の共鳴を調べたり、合成界面活性剤、農薬、プラスチック、グルテン・カゼイン・酸化油といった化学物質の共鳴を調べます。グルテン・カゼイン・酸化油といった食事由来の化学物質の共鳴を認める際は、ほとんどといって良いほどリーキーガット症候群を併発しておりますので、空腸におけるTNF-αの共鳴も調べておきます。リーキーガット症候群を治すための治療として、解毒剤や漢方薬や栄養療法といった選択肢の中から、それぞれゼロ・サーチで適切なものを選びます。重金属の解毒に関しては矢山先生が開発されたアンチメタル湯や高濃度ビタミン C 点滴が有効ですが、歯科金属除去や高性能浄水器の使用も必要となります。化学物質の解毒に関しては、タチオン散や高濃度ビタミンC点滴など解毒剤が有効です。

医療の世界観が拡大する

このように、TNF-αが主に反応した部位ではマクロファージによる異物を排除する免疫反応が起こっており、IL-4が主に増加している部位では抗体産生が関わっているということが推定されます。大まかな病態を把握し、バイオレゾナンス医学が提唱している5つの病因に基づいて複合汚染の有無を推定して仮説を立てていく作業を地道に行って、病因として重要度が高いものから積極的に治療を行い、食事や生活改善指導も必ず行っていきます。その後経時的な変化をゼロ・サーチで追いかけながら、食事や生活改善ができているか、そして治療薬が有効に作用しているかどうかを判定し、適宜治療薬を変更していきます。
余談ですが、体に良いお菓子の開発を最近サポートさせていただきました。グルテン・カゼイン・酸化油フリーのお菓子を患者さんに紹介したい思っていたところ、もともと体に良い材料を使ってグラノーラを作っているcaramella mazzoさんと知り合いになり、長崎県産の良質な押麦、酸化しない玄米粉、そして酸化しにくい油であるココナッツオイルを使用するなど、さらに改良していただくことができました。完成したグラノーラを、グルテン・カゼイン・酸化油・重金属・弱毒菌・化学物質フリーであることをゼロ・サーチで推定し、さらには患者さんにお菓子を接触させると胸腺・肝臓・空腸のTNF-αやIL-4がキャンセルされることや、ミトコンドリアが産生するエネルギーであるATPが増加することを確認したため、食べて健康になるお菓子というコンセプトが実現できました。実際にこのグラノーラを食べて便秘が改善したという声も良く聞きます。ゼロ・サーチを用いると、さまざまな分野の方とコラボレーションできる可能性があるため、医療の世界観が広がっていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?