発達障害(自閉症スペクトラム)と電磁波について

発達障害(自閉症スペクトラム)と診断されたお子さんをバイオレゾナンス医学の方法で診察すると、電磁波障害が原因のひとつとして推定されます。

「バイオレゾナンス医学では明らかに電磁波障害が関わっていることは推定できるけど、現代医学ではどこまでわかっているのだろうか?」という疑問を元にPuMedという医学論文などの総合サイトで調べてみました。

今回は、2013年の論文【自閉症と電磁波? 病態生理学的関連性の可能性パートⅠ/Ⅱ】(Autism and EMF? Plausibility of a pathophysiological link. Pathophysiology. 2013;20:191-209, 211-234)を購読した内容をお伝えさせいただきます(論文を読むための購読料が約4000円x2・・・医学論文はなぜ高いんだ・・・)。

まず結論は、「電磁波への曝露が発達障害(自閉症スペクトラム)のリスクを増加させ、症状を悪化させる可能性がある。よって、患者さんだけではなく、その家族に対しても、妊娠前、妊娠中、家庭、学校、病院での乳幼児や子供の周囲での電磁波曝露を最小限に抑える措置が必要である」ということでした。

この論文で印象的なポイントは、

電磁波の生理学的影響自閉症スペクトラムの病態生理学的現象には、細胞や神経系に至るまで顕著な類似点(DNA損傷、免疫および血液脳関門の障害、細胞および酸化ストレス、カルシウムチャネルの機能障害、概日リズムの乱れ、ホルモン調節障害、認知・睡眠・自律神経調節・脳波活動の低下など)がある。

②自閉症スペクトラムは長い間、脳の障害であると考えられてきたが、実際は全身的な病態生理学的障害(酸化ストレス、ミトコンドリア機能障害、代謝異常、免疫異常など)を持っていることが多い。
遺伝子を調べてみると、酸化ストレスの亢進ミトコンドリア代謝の異常を伴う免疫応答の異常が、神経発達障害の共通の分子基盤を示している。

③自閉症を特徴とするマウスモデルにおいて、神経症状の改善や消失が報告される例が増えつつある。

④近年、自閉症の症例数が増加しており、原因が遺伝的なものということだけでは説明が難しくなってきている

⑤電磁波障害はひとつの要因であり、他にも潜在的な環境要因重金属などの有害物質、大気汚染、妊娠中のストレスや感染症など)が関わっている可能性がある。

⑥電磁波が生体に害を及ぼすのは、加熱(熱障害)のみであるというのは時代遅れの仮説である。生物学的な破壊を引き起こす非熱的作用に対する回避や予防策を講じなければならない。

といったところでしょうか。

具体的な予防策としては、
学校などで無線環境を整備するのではなく、「ワイヤレスなし」の有線環境を維持していくべきである。
ということが挙げられていました。

この論文では予防・治療に関する提言が乏しい部分は残念ですが、私が実践しているバイオレゾナンス医学の観点からは、「脳の遺伝的な問題が主因ではないのであれば、とにかく脳に影響を与えている環境要因をすべて取り除けば自閉症スペクトラムは改善するはず」といえます。

そのためには、電磁波障害の対策を含めた徹底的なライフスタイル改善が必要となります。

私は小児科医ではないのですが、子供が5人もいるものですから、発達障害(自閉症スペクトラム)の問題に関しては、他人事とは思えないものがあります・・・。

ですので、原因治療を実践する内科医として、「発達障害をなんとしても治したい!」と強い気持ちをお持ちの親御さんに対しては、治すための徹底的なサポートを行っていきたいと思っています。

なにはともあれ、健康増進のためのライフスタイル改善にご興味のある方は、下記より公式LINEへの登録インスタフォローをよろしくお願いいたします!





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