無料のカウンセリング講座もやっているのです
NPO法人ルネスかごしまとして、毎週水曜日の14:00~16:00と18:30~20:30に「伴走型支援者養成講座」というのを行っています。今年はコロナでZOOMを使ったオンライン講座として開催した時期もあったのですが、6月(3日)からは、ふたたび、鹿児島市山下町の鹿児島市民福祉プラザ4Fボランティアセンターというところで開催します。
「伴走型支援者養成講座」という、聞きなれない、何をやっているのかよくわからない講座なのですが、基本は傾聴とカウンセリングです。カウンセリングはカールロジャースという人の「来談者中心法」というのを基に、私が考えていることなどをお伝えしています。ZOOMでのオンライン講座が好評だったので(遠くて日ごろは受けられないという方の参加が多かった)、オンラインでの講座も定期的に行いたいと思っているところです。
無料でやっているとはいっても、ちょうど西野さんが「価値があるものが無料だから人は喜ぶのであって、価値が無ければ(受ける人の)時間と労力の無駄」ということをVoicyで言っておられて、まさにイタイところではあるのですが、毎回3~10人くらいは受けてくださるので、ありがたいことだと思っています。
傾聴やカウンセリングを、まじめに勉強しようとすれば、それなりの時間と費用が掛かる。そんな常識的なことをなんとかしたかった。うちは無料で何度でも相談や訪問や学習支援を受けることができるようにもしているのですが、それは「困っている人が困っていると声を上げやすくするため」の取り組みで、カウンセリングや傾聴、心理学の勉強をしたいという人は、ご自身が苦しい時期をくぐりぬけたことがあるケースが多く、とはいっても、経験だけで当事者にあたることには危険が伴い、そのような方が気軽にしっかりとしたカウンセリングの勉強をできる機会を(経済的負担なく)提供したい、という動機から行っています。
ありがたいことに、最近は、講座の評判を聞いて、県内各地から講座開講の依頼があったり、行政や保健所、社会福祉協議会などから講演料の出る講座依頼も受けさせていて、やっぱりこのような学習の場が求められているのだなあと思っているところです。